和田依子(わだよりこ)先生の描く漫画「すぐ泣く女に機関銃」。
今回は第2話のネタバレ紹介していきます!
すぐ泣く女に機関銃⇒ 1話ネタバレはコチラ
すぐ泣く女に機関銃 2話あらすじ
アラフォーOL、本村杏。
杏は、「優しい」性格の頑張り屋さんなので、人に尽くしたり、他人の悪口を言う事は決してありませんでした。
しかし、心の中では貶したりするなど、単純に腹黒いだけでした。
そんな杏は、人生に退屈していて、つまらないことだらけです。
杏にとっては、彼氏との結婚だけが唯一の希望であり、このつまらない生活から逃げられる唯一の方法だと思っています。
ところが、そんな杏の性格を、1人の新卒OL・小津にグサっと指摘されます。
挙句の果てには、「あなたがつまらない人間だから、人生がつまらないんですよ」と、辛辣な言葉を投げかけられるのです。
その言葉にショックを受ける杏は、会社の中で思いっきり泣いてしまうのですが…!?
すぐ泣く女に機関銃 2話 ネタバレ
「(私がつまらないっていうのなら…)」
「(あなたなんて、もっと…!!)」
杏は、またしても心の中で悪口を思い浮かべますが、言い返す事はしませんでした。
しかし、杏は職場で泣き出してしまうのです。
社内の空気は重苦しくなりなりますが、杏は心の中で思いました。
「なんで、誰も私が泣いている理由を聞いてくれないの?」
「小津さんのせいだって説明できるのに…」
しかし、そんな杏の思いとは裏腹に、小津はあっさりと切り替え、社内の人間と楽しくやり取りをしていました。
それを見た杏は、さらに思います。
「私にひどい事言っておいて、何ではしゃいだりできるの?」
そこで杏は、「優しくし過ぎたから、舐められちゃたのかも…」と、思い至ります。
そんな杏は、ふとした時に、小津の噂話を耳にするのです…!
特別な人間?
実は小津の趣味は、「作詞作曲」で、自作の音楽をネットに上げているのです。(いわゆるボカロです。)
同僚のヒグチとコバトは「すごいじゃん!」といいながら、ワイワイしていました。
しかし、それを聞いた杏は、小津を、心の底からバカにしました。
「小津さんて、そういう人だったんだ。」
「夢追い人ってやつ?」
「自分を特別な人間とか思いたいんだ?」
「大きな夢なんてかないっこないのに」
「そういうのは、すっごく限られた人のものだよ?」
杏は、クスっと笑い、小津を「かわいそうだなぁ」と見下した後、すっかり良い気分に浸るのでした。
「叶わない夢にしがみつくより」
「今いる場所で必要とされる生き方の方が有意義だって…」
「なんで気づかないのかな?」
杏は、自分の仕事ぶりや、彼氏との結婚という現実的な幸せに目を向け、「やっぱり、つまらなくなんかない!」と、元気を取り戻すのですが…!?
彼氏に不穏な影が…!?
一方、彼氏の哲は、職場である出来事が起こりました。
哲は、廊下で上司たちの談話を、こっそり聞いてしまったのです。
その女上司は、いつも徹の事をガミガミと厳しく叱っていました。
なので、陰口でも言われているのかと思いきや、そうではありませんでした。
なんと、上司は哲の能力の高さを買っていて、それを伸ばすためにあえて厳しく当たっていたのです。
「だから、成長したら、いっぱい褒めてあげようと思ってるんだ」、という話をしていたのです。
哲はその言葉に感動し、その場に立ち尽くしていたところ、上司に見つかってしまいます。
上司は照れて取り乱しながら、「今の話は、全部忘れなさい!」と言います。
哲は帰宅後、その上司の顔や言葉を思い返し、幸せな気持ちに浸っていました。
そこへ、何も知らない杏がやってきて、哲は少し後ろめたくなってしまいます。
そこで、杏を見ながら哲は思います。
「俺も、ちゃんとしないとな。」
「仕事とか生活とか…結婚…とか」
「今まで考えてなかったわけなじゃいけど、なんで踏み出せないんだろうな、俺は…」
杏の性格が彼氏にバレる!?
それから、杏と哲は食事デートをすることになりました。
その時に杏は、「聞いて聞いて!」と、小津の話を始めました。
「ウチの新卒後輩が、プロミュージシャンを目指してるぽくて…」
哲は「へー!バンド組んでるとか?」と、興味津々でした。
しかし、杏は言います。
「全然違うよ。ほら、オタクの人がやるやつ。」
「なんか、笑っちゃうよね」
「そんなの無理に決まってるよね」
哲の気持ちをよそに、杏は、否定的な言葉を立て続けに言います。
しかも、小津の事にとどまらず、それは同僚にも及ぶのです。
そんな止まらない杏の愚痴を遮って、ついに哲は言いました。
「杏ってさ…」
「おまえってホント」
「人のこと、褒めないよな。」
その時の哲の目は冷ややかで、杏もショックを受けました。
しかし、杏は震えを隠しながら否定します。
「え~…そんなこと…なくない…?」
「私だって…褒められる人の事は褒めるよ…」
それから哲はすぐに笑顔を作り「ま、それもそーだな」と、言います。
杏は、「なんで、頑張ってるのに…」「なんで私が責められなきゃならないの…」と、少し納得がいきませんでした。
でも、愚痴が多くなったことを反省し、こう思い直します。
「哲と結婚して、あんな会社辞めたら、こんな事言わなくなるから」
「わたし、ちゃんといい奥さんになるからね、哲…!!」
そんな杏の気持ちと裏腹に、何も語らない哲は何を思うのか…!?
3話に続きます!
すぐ泣く女に機関銃 2話 感想
「あなたがつまらない人だから、人生がつまらないんですよ」
「お前ってほんと、人の事を褒めないよな」
など、突き刺さる人には突き刺さる言葉が出てくる漫画です。
わたしも少々当てはまる事が多く、なるほどなーと思って読んでいました。
ただ、ここまで他人を貶したり、褒めないなんて事はありませんが、人生がちょっと退屈なのは、心当たりがありました。
それにしても、なぜ杏はそういう人なってしまったのでしょうか…!?
そういった背景も今後明かされるので、お楽しみです!(私も結構共感しました。)
というわけで、3話からのネタバレはコチラです!
すぐ泣く女に機関銃 3話~6話(最終話)ネタバレ!【気になるラストと試し読み!】