かたおかみさお先生の描く「ワタシ以外みんなバカ」。
この漫画の女主人公はそれなりに仕事が出来るですが、非常に口が悪く、思い上がりも激しいのです。
だから、常に自分が一番で、まさにタイトル通り、他人をボロクソに馬鹿にしているのです。
そんなムカツク性格の主人公ですが、その性格のせいで自らの首を絞めていくというストーリーとなっているのです…!!
ワタシ以外みんなバカ あらすじ
主人公の泉和代(いずみ かずよ)はいわゆる「仕事の出来る女」です。
今日も会議中に、他の女子社員を見て「下の中」「下の上」などとランクをつけていきました。
「あ~あ、ウチの会社って本当にレベルが低いわよねぇ~」
一方、和代も言うだけあって、それなりの実力も持ち合わせていました。
上司からも評価されるし、自称「ビジュアルもちゃんとしている」。
なので、自己評価的には「上の下」でした。
ただ、未婚なので、「結婚すれば上の中」と、内心で思っているのです。
(ただ、イケメンのセ○○がいるので、男には困っていませんでした。)
そんな風に、仕事もプライベートも充実しているように見える和代。
ところが、和代は自己評価が過剰に高く、常に上から目線で、キツイ性格のなのです。
そして、自分が思っているほど、ビジュアルもよくないのです。
この物語は、そんな和代の性格が災いしていく物語なのです…!
ワタシ以外みんなバカ ネタバレ
和代は部長からの評価が高いのをいいことに、同僚や後輩にはキツく当たります。
今日も、他の社員のミスを大声で指摘し、怒鳴りつけるのでした。
もちろん、怒鳴られる社員たちは和代の事を嫌っていて、陰口を叩きます。
しかし、和代のプライドやメンタルは、その程度の事では全く傷がつかないのでした。
そんなある日、新しく派遣社員の綾瀬百合子(あやせ ゆりこ)という女性が入社してきました。
百合子は、今日から和代の元につき、補佐することなりました。
百合子は、爽やかそうなルックスなのですが、和代に言わせれば「中の下」で野暮ったい子という評価でした。
というわけで、和代は思いっきり見下しながらも、社内の案内を始めていくのですが…!?
イケメン社員登場!
和代は、百合子の案内をしていると、1人の男性社員が声をかけてきました。
彼の名は「袴田(はかまだ)」。
袴田は爽やか系イケメンで、百合子のお気に入りです。
なので、袴田が現れると和代はぶりっ子をし、「袴だっちぃ~」とあざとい演技を繰り出すのです。
それから袴田は、百合子に、こう言いました。
「泉さん(和代)は仕事が出来る人ですよ!」
「でも、性格キツイから、負けないようにね!」
それを聞いた百合子は言いました。
「いえ、私はハッキリ言って下さる方がありがたいです!」
そんな百合子のまっすぐな言葉に、袴田も好印象でした。
「おっとりしているように見えるのに、いいね!応援するよ」
そのやり取りを聞いて、和代は嫉妬しました。
「袴田っちったら、またやってる。ヤレヤレ…」
それから、袴田は去り、一通りの案内は終わったので、2人は休憩します。
その時、和代は言いました。
「さっき、袴田くんに褒められたと思ったでしょ?」
「でも、袴田っちのいうおっとりって」
「デブって意味だから、勘違いしない方がいいよ」
それから、和代は他の女性社員もけなし始め、さらには袴田の事も「ああやって突っかかってくるのは仕事のジャマ」などと言いました。
そんな和代の数々の暴言に、何かを悟った百合子。
そして、仕事終わりに百合子の歓迎会も兼ねた飲み会が始まるのですが…!?
飲み会の席で…
さて、飲み会においても、和代節は止まりません。
和代はさっそく上司の元にすり寄って、あからさまに媚びを売っていきます。
それは他の社員にとっても「清々しいほど」の媚びっぷりでした。
しかし、和代にとっては、上司すらも「中の中の女」でした。
なので、媚びを売りながらも内心では上司をバカにしまくっているのです。
「(何で私がこんな女にヘコヘコしなきゃなんないの)」
さらには、「こんな使えない人間ばっかのに、すごいですよ!」と同僚たちを貶めつつ、上司を持ち上げるというテクニックも披露。
それを聞いた同僚たちは、百合子に言います。
「あれ、私たちに聞こえるように言ってるのよ」
「あの人はそういう人よ。これからまぁ、がんばってね」
百合子は困りながらも「は、はい」とだけ返事をします。
しかし、和代は実際仕事も出来るようで、その点は評価されていました。
その一方で、「あの性格だから人望はゼロだけど」という事も言われています。
それから和代は、百合子の元にやってきて、こう言います。
「あのさー、せっかく部長と飲める機会なのに、もっとアピールしなきゃ」
「こんな下々の人間を相手にしてちゃダメでしょ」
そう言われた同僚たちも黙ってはいませんでしたが、結局和代に言われたい放題。
そんな大きな顔をして優越感に浸る和代ですが、ある男の登場によって、事態は一変するのです…!
嫉妬する和代
飲み会の席に遅れてやってきたのは、イケメンの袴田でした。
彼は、最初は和代と話していたのですが、釣りの話で百合子と意気投合するのです。
そこで蚊帳の外になってしまった和代は、イライラを募らせて思います。
「これは、釘を刺しておかなきゃね…」
それから、飲み会が終わった後、和代は百合子にこっそりいました。
「あのさ、綾瀬(百子)さん」
「さっきみっともなかったよー」
「急に男にとりいっちゃってさー」
そういって、百合子の事をディスり始めていくのです。
しかし、それを言われた百合子は、「もう少しちゃんとお話ませんか?」と、2軒目のお店に誘うのです。
それに対し、和代も勘ぐりながらもついていきました。
ところが、百合子は笑顔で言いうのです。
「私、泉(和代)さんって、カッコいいなって思いました!」
思わぬ発言に、和代も「は?私の話?」と肩透かしを食らうのです。
それから百合子は和代の事ををべた褒めしていくのです。
すると、和代も気分を良くして「あれ?この子、私にあこがれちゃってんじゃんー」と、調子に乗るのです。
それから和代はルンルン気分で帰宅し、「(百合子は)ちんちくりんだけど、なかなか理解力はあるようね」と、すっかり気をよくします。
そして、和代は帰宅すると、なんと「袴田」が裸になってベッドで眠っていました。
袴田は目を覚ますと、和代に「とっととシャワー浴びてこいよ」と命令しました。
それから和代は嬉々としてシャワーを浴びながら思います。
「ホント、私って」
「人や男から愛されちゃうのよねー」
~ワタシ以外みんなバカ 2話に続く!~
ワタシ以外みんなバカ 1話 感想
和代はたとえ仕事が出来ていても、性格がクズ過ぎなのでムカつきました。
というか、本当に仕事が出来る人は、チームワークやリーダーシップを大切にするわけで…。
それにしても、こういう上から目線の勘違い女って身近にいたりしますよね。
本人は偉いつもりで、そこそこ仕事が出来ているとしても、いうほど大したことなかったり。
そして、この主人公の悪行はエスカレートするとともに、徐々に破滅へと向かっていくのです…!!
2話のネタバレはコチラ