統合失調症日記 5話 ネタバレ 【残像と光の先輩】

統合失調症日記

木村きこり先生の描く漫画「統合失調症日記」。

今回は5話のネタバレを書いていきます!

 

1話のネタバレはコチラ

統合失調症日記 5話のあらすじ

美大合格を目指し、日々勉強していた木村きこりさん。

 

高校3年生のある日、幻覚、幻聴が現れ、彼女を苦しめます。

 

特に、「幻視」が見えることで日常で困ったことが多い彼女。

 

例えば、ゴミの山が、昔可愛がっていたネコに見えてしまいます。

 

そのネコはとっくに亡くなっていたはずなのに…。

 

しかも、ネコに見えるだけでなく、実際に「ニャー」と鳴いている声まで聞こえてしまいます。

 

しかし、それは幻視や幻聴だとわかり、少しでも悪いことを考えてしまったことを後悔するのでした。

 

でも、そんな幻視でも、大切なモノに出会えることに、少し期待を持つようになったのでした…!

 

統合失調症日記 5話 ネタバレ

第5話も「幻視」のお話です。

 

幻視がなぜ見えるのか、正確なことは分かっていません。

 

しかし木村さんは、「ある条件」が満たされると「あるもの」が見えるようです。

 

果たして、何が見えるのか?

 

そして、その条件とはいったい!?

 

バイトの先輩が増える!?

それは、木村さんが大学受験で浪人している時の事です。

 

当時、木村さんは受験勉強をしながら、アルバイトをしていました。

 

そのバイト先には、大学院生の先輩がいました。

 

その先輩は仕事に厳しい人で、ミスが多い木村さんは、毎回怒られてばかりでした。

 

いわゆる、バイトリーダー的な先輩なのです。

 

ところが、そんなある日、木村さんに異変が起きます。

 

いつものように怒られていると、なんと先輩が3人に分裂して見えるのです。

 

木村さんも、怒られながらも、この状況を理解するのに時間がかかってしまいます。

 

でも、先輩はこちらの異変など分かるわけもなく、「次は気をつけろよ!」と、言って去っていきました。

 

増え続ける先輩

それからしばらくした後の事です。

 

木村さんの症状は悪化してしまいます。

 

なんと、先輩の「残像」が4人、5人と増えていったのです。

 

その残像は、ペンライトなどで、光の線を描くイメージだそうです。

 

しかも、残像だけでなく、ものすごく光っているのでした。

 

そんな風に光っている先輩をみて、木村さんは思いました。

 

「なんだか、ロマンチックでキレイ」

(さすがは美大生の感性です。)

 

なので、うっとりと笑みを浮かべながら、先輩を見つめてしまいます。

 

怒られている最中に笑ってしまったため、「何笑ってんのキモ!」と、また怒られてしまうのでした。

 

あのキレイな光をまた見たい

それ以降、木村さんは、「またキレイに光った人を見たい」と思うようなります。

 

しかし、意識的にチャレンジしてみるのですが、なかなか上手く行きません。

 

「見えろ!!」

と思ってもみることは出来ないのです。

 

それに、他の人で試しても、全然見ることも出来ません。

 

やっぱりカギは先輩にあると思って、先輩を見つめることにします。

 

しかし、そんな異様な木村さんに対し、先輩は「な、なんなんだよっ」と、戸惑います。

 

やはり症状をコントロールすることはできませんでした。

 

木村さんは、見ようと思ってもみることができず、もんもんとしていました。

 

ところが、そんな時です。

 

木村さんは、バイトのおばさんと先輩が2人で話しているのを、なんとなく見ていました。

 

その瞬間、先輩が部分的に光って見えたのです。

 

「またアレを見られるかも!」

と期待をしてしまう木村さん。

 

ところが、先輩は木村さんを見て、怒りだしました。

 

「おい木村!!」

「最近やたらと人の顔を見て笑いやがって!!」

「なんなんだよ!!ふざけんなっ!!」

 

ついに我慢の限界に来たのか、先輩は木村さんにあたってしまいます。

 

先輩が光る理由が明らかに!

「すっすいません!!」

「もう笑いませ…!?」

 

木村さんが謝ろうとした瞬間!

 

なんと、先輩が分裂して光りだしました!

 

これぞ、木村さんが待ち望んだ現象です。

 

「もしかして…」

 

木村さんが思ったのは、残像が現れるのは先輩に怒られているときなのではないか、ということでした。

 

「今度笑ったらぶっ〇すからな!」

と光りながら去っていく先輩。

 

しかし、いつも怒られているのに、なんでその時だけ…?

 

その理由は「木村さんがストレスをため込む期間」にありました。

 

つまり、先輩に対するストレスが溜まりに溜まって、爆発した時に、「先輩が光り、残像が見える」という事です。

 

そして、一度爆発すると、ストレスも解消されるようでした。

 

なので、また分裂して光る先輩を見るためには、ストレスをため込まないといけないというわけです。

 

しかし、次に笑ったら〇されると聞かされたので、先輩をじろじろ見ることができなくなりました。

 

その後は、進学のためバイトを辞め、もう2度とあの光を見ることが出来なくなったのです。

 

「あの時の光は、本当にキレイだったんだよなぁ」

「顔、こんなんだったけ・・・うーん思い出せん」

 

現在、その時の様子を絵に表してみますが、思っていたものと違うようです。


先輩が光って見えたのは、心の中で苦手な先輩を、克服しようとしていたのかもしれないというのが、木村さんの結論でした。

 

~統合失調症日記 5話の感想~

統合失調症日記 5話の感想

バイトの先輩しか光って見えない、というところで、もしかして先輩のことが好きなのか?色恋沙汰が始まるのか?と期待してしまいました。

 

でも、残念ながらそういう展開にはなりませんでした。

 

しかし、幻視を「キレイ」として楽しむという発想はスゴイです。

これは木村さんの才能なのでしょうか。

 

やはり美術を学んでいる人の感性って、凡人には理解するのは難しいわけです…。

統合失調症日記 5話まとめ

「統合失調症日記」5話のネタバレについて紹介しました。

次回は6話をネタバレしていきます!

 

統合失調症日記⇒6話ネタバレ

 

オススメ漫画

朝霧〜高貴な閨の指南役〜