沖田×華先生の描く漫画「父よ、あなたは…」。
今回は3話ネタバレを紹介しています!
父よ、あなたは…⇒1話のネタバレはコチラ!
父よ、あなたは…3話のあらすじ
父親から突然送られてきた「青汁」。
そして、その一週間後に知る、父の死…。
家族たちは現場を確認したり、警察を呼んだりと大忙し!
そして、母が数年ぶりに見た変わり果てた父の姿…。
それは直視できない程ショッキングなものだったようです。
でも、検視するためには、親族の立ち合いがどうしても必要との事でした。
そこで、母は立会人として、運送業を営む長弟のマサを呼び出すのですが…!?
父よ、あなたは…3話ネタバレ
~「父よ、あなたは」 3話 ネタバレ~
警察は、父の死亡推定時刻を調べるために、検視を始めていきます。
そこで行われたのは「体温検査」でした。
普通なら脇の下や口で調べるのですが、遺体の場合は別でした。
なんと、「お尻に水銀の温度計をぶっさす」という衝撃的なものでした。
それを間近で見ていたマサは、衝撃を受けるのでした。
「まさか、オヤジのケツの穴を見るとは…」
それから、改めて父の亡骸や辺りを見回していきます。
父は布団の上でうつ伏せで亡くなったようですが、辺りには入れ歯やお弁当箱がすぐそばにありました。
なので、恐らく死の直前、夕飯を食べてすぐに布団に入り、入れ歯を外して寝ていたのでしょう…。
それに、左手の側にはスマホが落ちていました。
きっと、朝にブタローに電話をかけたのが最期だったのかもしれません。
それから警察は温度を測り終え、死亡推定時刻を断定したようです。
すると、その時刻は朝ではなく午後の6時前後という事でした。
マサは、疑問に思い「弟が、朝に電話があったって聞いたんやけど…」と聞きます。
しかし、警察が言うには、電話のあった8時間後に亡くなったとの事。
死因は「急性循環不全」というものでした。
それからマサは再度尋ねます。
「じゃあ、その間、親父が生きてたってことは…」
「もしかしたら、すぐ救急車を呼んだら助かったってことですか?」
警察は「うーん」と考えた後「まぁ、そうかもしれんねぇ…」と答えました。
しかし、そうはいっても、もう手遅れなのです…。
葬儀屋の手配
検視が終わると、警察はすぐに帰っていきました。
後の葬儀の手続きなどは、すべてマサがしなければなりません。
その時、マサは×華さんに電話を掛けて、状況を説明しました。
その時、父親の顔色が悪くなっている事を伝えました。
それを聞いた×華さんは言います。
「そんなに親父、顔ひどいが?」
「みんなに見せられんほどやったら」
「ムリに葬式しないで、直葬でよくない?」
しかし、マサはこう答えます。
「親戚もおるし、そういうワケにもいかんやろ」
「それに…」
「ちゃんとお経読んで、出してあげたいし」
それは涙混じり声でした。
なので、葬式をする方向で、とりあえず電話は終わります。
その電話越しの弟の声を聴いた×華さんは、「びっくりした…」と思いました。
「マサがあんなこと言うなんて…」
「大人になったな…」
マサも、長い間、父とは疎遠でした。
でも、元々は父と一番仲が良かったそうです。
それに加え、家族の中絵も一番情が厚い人柄だったのです。
弟マサの男気!?
それからマサの元に、手配した葬儀屋がやってきました。
葬式を行う前に、遺体をセレモニーに安置することになったのです。
その為に、父の遺体を運び出す必要があるのですが、葬儀屋は言いました。
「それでは今からお父様を運ぶ手配をします。」
「それでは、追加で…」
「4万円のお支払いになります。」
マサはいきなり出てきた「4万円」という大金に驚き、何の料金なのか尋ねます。
その理由は、運ぶための「人件費」という事でした。
というのも、父が亡くなったのは2階の部屋なのです。
もし、1階の部屋からの運び出しなら、スタッフは2~3人で足ります。
ところが、2階から1階への運び出しだと、4,5人のスタッフが必要となるのです。
その為、人件費が別途出かかり、4万円の追加支払いが必要との事でした。
それを聞いたマサは、今は手持ちがないため、後払いが可能か尋ねます。
仮に、コンビニに行かないと払えないので、今すぐに払うことは出来ません。
でも、それを伝えると、葬儀屋は言いました。
「それじゃあ、ご遺体は運べませんねー」
「今もらわんと困るんです。」
そんな葬儀屋の一方的な徴収に、マサはイライラを募らせ、やがて爆発させました。(ちなみに「短気」との事。)
なので、マサはキレて、大声で言いました。
「わかった!!そっちの手はいらないんで!!」
「要は、1回に下ろせばいいんやな!?」
そう啖呵を切った後、何と、90キロ近くもある父を、1人で担ぎ始めたのです!
それからドンドンと、一歩一歩強く階段を踏みつけながら降りていきます。
そして、息をぜーぜーと荒げながらも、何とか1階まで運んだのです!
それから「うおりゃ!!」と、父を投げるように車のタンカへと載せます。(遺体とは言え、かなり乱暴です…。)
これには葬儀屋も圧倒されるばかりでしたが、遺体を乗せて帰っていきました。
マサは「これで4万円浮いた…」と安堵します。
しかし、疲れからか、足元はおぼつきません。
その時、足を滑らせ「あっ!」と転びそうになってしまいました。
そして、目の前に泊めてあった自分の車にぶつかってしまいます!
その時、運が悪かったのか、サイドミラーに直撃し、壊してしまったのです。
「あっ!!」
「オレのサイドミラーが!!」
こうしてマサは、秒速で父親からのバチが当たってしまったのでした…。
×華先生と父との思い出
一方その頃。
×華さんは、原稿を上げ、喪服やバッグの準備をしていました。
次の日は、父の葬儀なので、明日に備えて早めに就寝します。
寝る前に、ふと、父の事を考えます。
「マサは電話越しで泣いていたけれど」
「私も泣ける事あったかな…」
しかし、考えてみてもロクな思い出はありませんでした。
しかも、そんな事を考えていたら、なかなか寝付けなかったようです。
そんな眠気を抱えたまま次の日がやってきました。
そして、これから×華さんにとって、「人生で最も長い日」を過ごすことになるのです…!!
~「父よ、あなたは…」4話に続く~
父よ、あなたは… 3話の感想
~父よ、あなたは… 3話の感想~
父との距離感で、だいぶ価値観が変わるなぁと思いました。
私は仲はいい方なのですが、その分、亡くなったら悲しみがものすごいと思います。
それはそれで結構辛いし、考えるだけでも切ないです。
一方、疎遠というのも、考え方によっては、悲しまずに済むというのもメリットかもしれません。
でも、疎遠は疎遠で、父を知らないという辛さもありますよね…。
とにかく、「父」について考えさせられる漫画です!
まとめ
「父よ、あなたは…」3話のネタバレについて紹介しました。
読んでいただき、ありがとうございます!
次回は4話を紹介していきます!
父よ、あなたは…⇒4話ネタバレ