概念ドロボウ 4話 ネタバレ【悪魔の結婚相談所】

gainen dorobou

田中一行先生の描く、ミステリー漫画「概念ドロボウ」。

今回は1巻の4話をネタバレしていきます!

概念ドロボウ⇒1話のネタバレはコチラ!

概念ドロボウ 4話のあらすじ

とあるホームレスの夫婦が、土を食いすぎて変死した事件が発生し、如月と有馬は捜査に乗り出しました。

被害者夫婦の夫の方は、元々堅物のサラリーマンでした。

しかし、五ヶ月前に結婚相談所で見つけた女性と夫婦になったときに、急におかしくなったのです。

仕事でもミスを連発するようになって解雇されて、結局、夫婦ともにホームレスにまで転落してしまったのです。

そこで如月は、不審に思い、考えます。

「仕事を辞めた妻が、夫を支えようともせず、ともにホームレスになって同じ、死に方をしてしまった」

そこで、今回の事件の被害者は、「概念を盗まれた」と判断し、如月は彼らがどんな概念を盗まれたか解ったようです。

そしてドロボウが、彼らの縁を取り持った結婚相談所を経営していると推理し、この夫婦の馴れ初めである結婚相談所に向かいました。

概念ドロボウ 4話 ネタバレ

~概念ドロボウ 1巻4話 ネタバレ~

如月は、犯人は結婚相談所の経営者で、自分の力を使って業績を伸ばしていることを突き止めました。

そして様々な証言をまとめると、如月はドロボウがいかなる概念を盗んだか検討をつけました。

そして犯人を捕まえるために一計を案じます。

いかにして犯人を割りだすか?

結婚相談所の経営者が怪しいと見抜いた如月は、いかにして犯人をあぶりだすのでしょうか?

犯人をあぶりだすために、如月は有馬と一芝居を打つことになりました。

如月と有馬は兄妹として、結婚相談所の代表「篝火 尊(かがりびたける)」と面会します。

そこで、如月の結婚相手を見つけてもらうように依頼しました。

そして、結婚条件を632個も箇条書きで書いた書類の束をつきつけて、結婚相手を見繕ってもらうように言いました。

どう考えても、こんな条件を見つけるのは不可能のはずですが、篝火は譲歩もせずに依頼を引き受けてしまいます。

そこで如月は確信しました。この男は結婚相手の概念を盗んで結婚相手の条件を妥協させているのだと。

犯人の盗んだ概念は何か?

結婚相談所「運命の矢」の代表篝火が犯人だったようですが、彼は被害者からいかなる概念を盗んだのでしょう。

整理してみると、今回の被害者の夫婦の場合、夫は真面目なサラリーマンであるにも関わらず、結婚してからミスを連発しました。

そして、会社を解雇にされてもヘラヘラと笑って済ませるような人物になってしまいます。

奥さんはそんな旦那の代わりに働くでもなく、離婚するでもなく、とうとう旦那とともにホームレスにまでなって、共に土を食って死んでしまいます。

結婚相談所を捜査した刑事は、身なりにも気を配らず、ミスを連発して仕事を干され、四六時中ヘラヘラと笑うばかり。

おまけに腐った食べ物も構わずに食べようとします。

そして概念を盗られた刑事の言葉、「まあいいや」をキーワードにして推理していきます。

すると、如月は彼らが物事を雑に構え、「ただ妥協しているだけでしかない」と気づきました。

なにより結婚相手同士が妥協して済ませたから、この結婚相談所の結婚率が96.8%もあったのです。

そして如月は盗られた概念が「理想」であることを推理しました。

4話の結末 犯人の目的は何か?

犯人の篝火は「理想は消耗品」と言い切りました。

そして高い理想を貫けたものだけが王になれると言い、自分の盗んだ概念「理想」を飲み干しました。

彼は、会社の業績を伸ばす為だけでなく、自分自身が概念を飲み込み、更なる理想の姿になるために、他者から理想を奪い取っていったのです。

高い理想を持つものほど、王になれると思い込んだために。

概念は盗むだけでなく、飲み込んで自分の体に取り入れることもできるようです。

理想を飲み込んだ彼は、社員を自身が王のような存在と刷り込ませて操ることができるようです。

さらに、有馬は犯人の「理想」が入った紅茶を飲んでしまったので、概念の虜になってしまいます。

事前の打ち合わせで、有馬はドロボウに体を触れられないようにするように、如月から強く忠告を受けていました。

しかし、相手が奪った概念を使えるというのは予想外だったようです。

有馬は、自身の「理想」に溺れてしまい、次第に正気を失ってしまいます。

~概念ドロボウ 2巻 5話に続く!~

概念ドロボウ 5話の感想

前回の結末もそうであったように、本作は犯人を暴き立ててもそれで終わるわけではなく、概念を「武器」として扱う犯人と戦う必要があります。

今回もまた犯人は「理想」という概念で如月と戦いを挑んできますが、その様は能力者バトル漫画のような感じになっています。

こうしてみると、「概念ドロボウ」という作品はミステリーや、ファンタジー、能力者バトル漫画など、面白い要素をいくつも詰め込んだような作品としてみることができます。

それと、公務員は、他人から差し出された飲食物に手をつけてはいけないという服務規程があるのを、どこかで聞いたことがあるのですが、有馬はドロボウから差し出された飲み物を、あっさりと飲んでしまいます。

彼女は立派な刑事になれるのでしょうか?

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