概念ドロボウ 2話 ネタバレ【謎の異能者が仕掛ける奇怪な事件!】

gainen dorobou

田中一行先生の描く、ミステリー漫画「概念ドロボウ」。

今回は1巻の2話をネタバレしていきます!

概念ドロボウ⇒1話のネタバレはコチラ!

概念ドロボウ 2話のあらすじ

とある一軒家に奇妙な自殺事件が起こりました。

長らく行方不明だった一家の主、「里中ケンジ」が、妻と彼の母のいる家の中で首を吊って自殺した状態で、家族の前に現れたのです。

そして部屋の中には、自殺した本人が書いたと思われるダイイングメッセージが残されており、奇妙なことにこの二つは家の中に居た家族の前に突然現れたのです。

事件を捜査した警察は、これを「ドロボウ」と呼ばれる者の仕業と判断します。

それからこれまでで起きた「中央区連続失踪殺人事件」と同じとみなし、犯人は「ドロボウ」の仕業と断定してました。

そこで、この手の事件を専門に取り扱っている民間の探偵に、協力を要請することになったのです。

その探偵の元に事件捜査の依頼をしに行った、新人刑事、有馬ハルが出会ったのは、巨大なパズルを組み立てている風変わりな男、如月ウロでした。

彼は天才的な頭脳の持ち主であると同時に、人の「概念」を盗む不思議な力があったのです。

彼が言うには、この事件の裏には、彼と同じ力を持つ者が関与しているとのこと。彼らのことを警察は「ドロボウ」と呼んでいます。

早速捜査を開始した、如月と有馬。

その捜査の途中、有馬は被害者達が同じ献血センターに行っていることを突き止めて、献血センターへ捜査に向かいました。

しかし、そこで彼女は犯人から概念を盗まれてしまうのです!

概念ドロボウ 1巻2話 ネタバレ

~概念ドロボウ 1巻2話 ネタバレ~

如月は、被害者の残したダイイングメッセージを読んで、ドロボウの盗んだものが「存在感」であることに気づきました。

しかしその直後、如月の携帯に、有馬の先輩刑事から、有馬が行方不明になった、という連絡がはいりました。

一方、「存在感」を無くした有馬は、同僚や先輩にも気づいてもらえず、絶望に陥っていました。

存在という概念がない以上、如月にも彼女を認識することはできません。

しかし、有馬は決してあきらめませんでした。彼女は己の掴んだ手がかりを伝える手段を模索し、最後の手段に出ます。

存在を無くした有馬はどうやって見つけるか?

有馬は、自分でつかんだ手がかりを、警察署内の壁に書き記し、彼女は拳銃保管室に向かいました。

存在感を盗まれた者が死ぬと、己の姿やメッセージが現れると気づいた有馬は、己の死をもってして、壁に書いたメッセージを現して伝えるという、捨て身の作戦を行うのです。

すると拳銃保管室に如月が待ち構えて、存在を認識できないはずの彼女に声をかけてきました。

如月は、自殺者が盗まれた概念が「存在感」であることを知りました。

その後、有馬が行方不明になったと聞いて、彼女も「存在感」が盗まれたと知ります。

そこで、彼女の行動パターンを分析し、自殺をするために拳銃保管庫に向かうと見抜いて、そこで待ち伏せしていたのです。

犯人をどうやって見つけるのか?

存在感を消し去ってしまう犯人に対して、如月と有馬はいかに対処するのか?

如月は地図を広げて、有馬に穴を開けさせて、犯人の居場所を特定しました。

そして、警官隊を連れて献血センターに赴き、職員を集めさせました。

そして、存在の見えない有馬に銃を渡して、(如月は洞察力で彼女が近くにいることを理解している。)

犯人に向かって銃で狙いをつけるように言いました。

すると、「銃を構えた有馬」を見て怯えた職員がいるのを見つけました。

存在感を盗まれた有馬を認識できるものは、彼女の存在感を盗んだ「ドロボウ」だけなのです。

如月は存在感を無くした有馬を利用して、犯人に罠をかけたのです。

概念ドロボウ 2話の結末

犯人は地下倉庫に逃げ込みました、そこには多くの者から奪い取った「存在感」がペットボトルに貯めて、大量に保管してありました。

彼を追い詰める如月でしたが、犯人は「空っぽのケージ」の扉を開けました。

すると如月の腕から、急に血が吹き出てきました。ケージの中には存在感を無くした犯人の飼い犬が居たのです。

「(動物からも奪える!)」

如月も見えない犬相手ではどうにもならず、隙を見た犯人は如月の喉元に掴み掛かり、概念を盗ろうとしましたが、逆に犯人は如月に概念を盗られてしまいます。

その後、犯人の盗んだ概念を開放して、有馬は存在感を無事に取り戻すことに成功しました。

概念ドロボウ 2話の感想

如月は細かいことにうるさく、かなり面倒くさい男ですが、存在感を無くした有馬を推理力だけで見つける手腕は見事としか言いようがありません。

基本的に本作の犯人達は、極端に強い能力を持っているわけではありません。

しかし、人間にはさまざまな概念が存在し、それがなくなるだけで、奇妙な現象が引き起こされてしまうというのです。

この作者の奇抜なセンスと描写能力が見事。

又、第1話から今回のエピソードを通してみると、ドラえもんの「石ころ帽子」などのエピソードが元になっているのではないか?と思われます。

この話の直後、如月に別の案件の仕事の話が転がり込み、二人はコンビとして正式に組むことになります。

天才と凡人のコンビは探偵ものの王道ですが如月と有馬の場合、いかんせん
親しみづらいキャラクター性をした如月に、有馬が、隙間風を造っていくようなやり取りが面白く、物語の注目すべき箇所のひとつです。

今後ともこのコンビの活躍に注目です。

まとめ

「概念ドロボウ」2話のネタバレについて紹介しました。

次回は3話を紹介していきます!

 

概念ドロボウ⇒3話ネタバレ

 

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