沖田×華先生と天池康夫氏による漫画「不浄を拭うひと」のネタバレを紹介しています!
「透明なゆりかご」や「お別れホスピタル」などで話題となっている×華先生による、注目の新作です!
全体的なネタバレをまとめましたので、紹介していきます!
不浄を拭うひと あらすじ
~不浄を拭うひとのあらすじ~
主人公の山田正人は、39歳の1児のパパです。
今まではごく普通のサラリーマンでした。
ところが半年ほど前に脱サラし、「特殊清掃」という仕事を始めました。
「特殊清掃」とは、一般的な清掃業とは違い、「遺産整理」や「ゴミ屋敷の清掃」を行う事です。
また、「亡くなった人の部屋を原状復帰させる」、という業務もあるのです。
正人はそんな仕事をしているのですが、同時に「霊感体質」でもありました。
子供の頃から「見えない何か」を感じ取る事が出来たのです。
20代になってからは、霊感体質は消えましたが、特殊清掃の仕事によって、再び「何か」を感じ取ることが出来るようになったのです。
そして、正人は数々の「亡くなった人の部屋」の清掃に取り掛っていきます。
孤独死した亡霊たちは、果たして何を語るのでしょうか…!?
不浄を拭うひと 登場人物
続いて、「不浄を拭うひと」の登場人物を紹介したいと思います!
(といっても、ほとんど主人公の正人が主軸なので、他の人はあんまり目立ちませんが…。)
主人公:山田正人
本作の主人公、山田正人(39歳)
妻と子の3人暮らしです。
「特殊清掃」という仕事を通して、亡くなった方への思いをはせていきます。
また、霊感体質であるため、「何か」を感じることも…!?
先輩:石橋さん
特殊清掃の先輩の石橋さん。
正人が仕事を始めたばかりの頃に、付き添ってもらった良き先輩です。
正人が一人前になった今でも、たまに登場するので、今でも仕事仲間のようです。
住職:神谷さん
除霊が出来るお寺の住職、通称「神さん」。
気さくな人で、正人がおはらいを要請すると、さっそうと現れます。
そして、あっという間に仕事を終わらせるという、その道のプロ。
元々は正人の知人の紹介で知り合ったようで、貴重なお方です。
妻:名前不明
正人の妻、名前はまだ明かされていません。
主にオチを担当したり、重要なことをサラッという役割の人。
正人の「連れてきてしまった霊」で、怯えてしまう事も…。
不浄を拭うひと 全話ネタバレ
現在配信されている1話~5話までをネタバレしていきます!
第1話 特殊清掃員という仕事
「特殊清掃」という、あまり聞きなれない仕事。
それは「遺品整理」や「ゴミ屋敷の清掃」そして「亡くなった人の部屋の原状復帰」が主な業務です。
正人はその仕事を始めてから半年たった時に、物語は始まります。
今日も「原状復帰の依頼」を請けた正人は、現場のアパートへと向かいます。
なんでも、その1室に住んでいた高齢者が亡くなってしまったのだとか。
ところが、その部屋に一歩踏み入れた時、正人は恐怖を覚えてしまうのです。
果たして、そこに待ち受けていたものとは…!?
第2話 ゴミ屋敷のカツラの正体
2話では、正人が一番最初に「特殊清掃」をした時の話にさかのぼります。
そこは、いわゆるゴミ屋敷と化していて、謎のカツラ(本当は頭皮)が落ちてあるなど、恐怖の館となっていました。
ところが、本当の恐怖はそれだけではありませんでした。
それは、初仕事を終えた正人が、家で眠っている時に起こりました。
夜中になると、「カサカサ」という奇妙な音が聞こえてくるのです。
それは妻にも聞こえてくるようで、毎晩続き、正人たちは悩まされるようになりました。
ところがある日、妻はその「カサカサ」という音を確かめるべく、音のする方へ向かいます。
そして、正人たちはその音の真実を知る事になるのです…!
第3話 遺体が語る死因
正人は「亡くなった人の部屋の原状復帰」にあたり、ある問題に直面します。
それは、霊の存在を感じてしまった事です。
しかも、正人に対する強力な敵意を感じ、金縛りにあったように、部屋の中に入ることが出来なくなってしまったのです。
そこで正人は頼れる住職の神さんを呼び、除霊をしてもらい、なんとか問題を解決します。
そして、覚悟を決めて、部屋の中に入る正人。
すると、部屋の中には、霊がいた原因と思われる、さまざまな「道具」が発見されて…!?
第4話 高級ホテルの怖すぎる裏側
今回の依頼された現場は、超有名な高級ホテル!
正人は先輩と一緒に現場の部屋へと向かいます。
しかし、なぜホテルで特殊清掃が必要なのか!?
そこには決してお客さんには知られてはいけない秘密や、ホテル業界の裏側が隠されていました…。
第5話 人間の落とし物
5話では「落とし物」がテーマになっています。
一般的な落としものといえば、財布やスマホ、鍵なんかもそうですよね。
ただし、「特殊清掃ならでの落とし物」というのも、これまた特殊でした。
汚いものやゾッとするようなもの、おぞましいものなど、ここで書くのもためらうほどのものが描かれていました…!
不浄を拭うひと 見どころ
この漫画は、「人の死にざま」という、あまり見たくないものを「直視」していく漫画です。
「遺体を放置するとどうなるのか」など、知りたくない事もサラっと描いていきます。
「怖いもの見たさ」のように、人を引き付けてしまうのが、この漫画の魅力だと思います。
もちろん、それだけではなく、死の間際まで、「その人たちは何を考えていたのか」、「何をしたかったのか」など、考えさせられることも大きな見どころです。
これぞ、沖田×華節という所でしょう。
不浄を拭うひと ラストや結末は?
結末やラストについては、まだまだ分かりません。
連載したばかりの作品の為、分かり次第更新してきます!
不浄を拭うひとを読んだ感想
~不浄を拭うひとの感想~
連載されてからいち早く注目を浴び、すぐに「人気漫画」となった今作。
やっぱり沖田×華先生の底知れぬすごさを思い知らされます。
柔らかい絵柄からは想像できない程、奥深いものがあるのは、相変わらずの作風です。
しかも、メッセージ性があるのに、押しつけがましくなく、読んだ後は何かを考えずにはいられなくなってしまうのです。
そこには「人間」や「生死」など、ごくありふれた大きなテーマがあるからでしょうか。
ただ、今作はそこまで重いストーリーでもなく、結構明るい調子で描かれているので、非常に読みやすかったです。
正人も「遺体の腐敗」などに対してのリアクションも極めて自然なものなので、人間らしさを感じました。
作品情報
■タイトル
不浄を拭うひと(ふじょうをぬぐうひと)
■ジャンル
青年漫画・女性漫画・ヒューマンドラマ
■作者名
沖田×華
天池康夫(原案協力)