坂元勲先生の描く漫画「沼にはまる女たち 読モ沼」。
アラサーの読者モデルが、貧困女子に堕ちるまでの過程が描かれています…!
沼にはまる女たち 読モ沼 1巻 あらすじ
~沼にはまる女たち 読モ沼、あらすじ~
主人公の真奈美(まなみ)は、28歳のOLです。
真奈美はOLでありながらも、「読者モデル」として活動しています。
それなりの美人ではありますが、今まで真奈美は、あまり自分に自信はありませんでした。
自分程度の美人なんて、世間にはたくさんいるからです。
なので、OLとしての地味な生活を送っていました。
しかし、ある時を境に、その意識はガラっと変わります。
なんと、道端で、「読者モデル」としてスカウトされたからです!
今まで自信がなかった真奈美ですが、これをきっかけに、一気に舞い上がりました。
「これよ!」
「私が輝ける世界は!」
そう確信した真奈美は、キラキラと輝ける世界へと踏み出しました。
しかし、それは同時に、転落の始まりでもあったのです…!!
沼にはまる女たち 読モ沼 1巻 ネタバレ
モデルとなった真奈美は、、休日の撮影やイベント、読モ仲間と女子会、業界人とパーティーの日々を過ごしていました。
ブログにもオシャレな写真をアップしてファンを獲得していきます。
さらには、10コ年上だけど、年収3000万円の会社経営者の彼氏もゲット!
「地味なOLだったあの頃がウソみたいよ!」
こうして真奈美は順調で、勝ち組な人生を送り始めていきました。
会社での評判は…!?
キラキラとした世界にいながらも、OLとしても仕事をするという、2重生活を送る真奈美。
会社では、彼氏からもらった100万もする腕時計を身に着け、これ見よがしに見せつけたりします。
すると、同僚のOLが「わー!高そうな時計だね!」とほめ始めました。
その同僚の名は「ミカ」。
ミカは真奈美とは違い、ずんぐりとした体形の少し地味目な女子でした。
真奈美は、そんなミカの事を「デブス」と称していて、完全に見下していました。
なので、真奈美はミカに対して、時計や彼氏の事を自慢しながらも「(あんたには一生のない相手よ)」と内心では小ばかにします。
一方、他のOL達からは「”パパ”でもいるんじゃない?」「あの子ならやりそう」などと、噂もされていました。
それについて真奈美は、「やだやだ、モテない奴はすぐひがむんだから」と、気にしないようにしました。
そんな評判はありつつも、読モとOLの両立は、難しいものがありました。
特に、急に残業になってしまうと、大変なのです。
なぜなら、その日は「撮影」と「女子会」が待っているからです。
「これじゃあ、絶対間に合わない…!」
焦る真奈美の視線の先には、「デブス」のミカの姿がありました。
そこで、笑顔を振りまきながら、「ごめん!今度ランチおごるから」と、ミカに仕事を押し付けるのです!
ミカは、少しだけ考えながらも「いいよ」と笑顔で答えました。
そんな2人のやり取りを見ていた他のOL達は、ミカに近づいて言いました。
「また残業押し付けられたの?」
「断りなよー!都合よく扱われてるよ!」
しかし、ミカは「別にいいですよ」「私は予定もないし、彼氏もいないし」と穏やかに答えました。
一方、真奈美は、そんなミカを「あの子ブスだけど役に立つのよね」などと、ヒドことを考えていたのでした…!
真奈美の彼氏との関係
それから真奈美は定時で帰るため、急ぎ足で会社を出ようとします。
その時、会社の廊下でバッタリと元カレと遭遇しました!
実は、元カレは同じ会社と勤めているのです。
元カレは、まだ真奈美に対して、下の名前を呼んで声をかけてきます。
しかし、真奈美は、ほぼ無視をして横切ります。
「とっくの昔に別れたのに」
「来やすく名前で呼ぶなっつーの」
真奈美はそう思いながら、元カレに対しても「あんたとは住む世界が違う」といって見下していたのでした。
それでも付き合っていた当時は、幸せだと思っていました。
年収は300万でも、年に1、2回行けるプチ旅行でも、十分でした。
しかし、今はそんな過去を「バッカみたい、その程度でありがたがってたなんて」と自虐的に思います。
それに比べて、今の彼氏は毎月10万円の家賃の援助もしてくれるし、なかなか予約の取れない旅館でもお泊りが出来ます。
そんな「今が幸せ」という真奈美ですが、そのピークを迎えようとしているのです…!!
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副業禁止!?処分はどうなる!?
実は、真奈美の勤める会社では「副業が禁止」されていました。
なので、真奈美はバレないように、社内ではモデル業は内緒でやってきました。
ところが、ある日、真奈美がいつものように会社に行くと、上司から呼び出されるのです。
上司は「人事部にこんなものが届いてね…」と、何やら書類を取り出します。
その書類は、なんと、真奈美が載っている雑誌のコピーでした。
しかも、雑誌だけでなく、ブログの記事のコピーなど、大量の証拠が押さえられていたのです。
さらには、会社のPCでブログを書くなど、私用で使われたこともバレていて、逃げ道はありません。
とはいえ、「雑誌の収入は年間20万円に満たないようだから…」と、今回は特別に許されることとなりました。
しかし、ルール違反はルール違反。
他のOLたちからは白い目で見られて、こう言われます。
「あれぇ?会社、やめないんだ」
「読モのお仕事、忙しいんじゃないのぉ?」
ただでさえ嫌われていた真奈美なので、これ見よがしに嫌味を言われるのです!
しかし、真奈美は睨み、「わざわざ人のPCの履歴まで調べて、よっぽど暇なんですね」と言い返しました。
それを言われたOLは「バラしたのは私じゃない!」と言い、どうやら犯人は不明のようでした。
けれど、真奈美にとって犯人捜しなどする気は全くなく、会社に特に未練もありません。
なので、真奈美は毅然とした態度を取り、「今日限りで会社やめます」と、キッパリ言いました。
周りの人たちも、まさか本当にやめるとは思わなかったので、驚きの表情を浮かべます。
真奈美としては「全然やりがいのない仕事だったし、ちょうどよかったわ」と、開き直っていました。
それに「読モ」という仕事や、ブログの収入、さらには彼氏からの援助など、お金の心配もありません。
むしろ、「読モでもっと活躍すれば、OL時代より収入も増えるはず!」と考えていました。
しかし、そんな真奈美の甘い考えは、簡単に打ち砕かれてしまうのです…!
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沼にはまる女たち 読モ沼 感想
~沼にはまる女たち 読モ沼 の感想~
副業禁止の会社で、ルール違反はダメでしょうね…。
それに、美人だからと言って、人を見下すのも悲しいものです。
とはいえ、ここまではある意味順調な真奈美。
そして、ここから、怒涛の転落が始まっていくのです…!
次回は後半を紹介していきます!
沼にはまる女たち 読モ沼⇒続きのネタバレ!