えりんご先生の描く漫画「学校に行けない私たち」。
今回は1話ネタバレを紹介しています!
学校に行けない私たち 1話のあらすじ
~学校に行けない私たちのあらすじ~
「学校って楽しければ楽園だけど」
「楽しくなければ監獄みたい」
半年前。
主人公の茉莉花(マリカ)は、憧れの高校の入学式を迎えました。
ヘアアレンジも気合を入れたし、ちょっと化粧をするなど、背伸びをしたオシャレをしました。
そんな大人びた自分を鏡で見て、
「自分的にも、今日はバッチリ!!」
と、意気込んで家を出ます。
もちろん、「友達が出来るかなぁ」という不安もありました。
でも、いざ学校に行けば、相手の方から話しかけてきました。
マリカは「よかった、話しかけてもらえて…」と、ほっとします。
しかし、相手は自分よりも派手なギャルでした。
少し、自分には合わなそうだけれど、なんだかんだこのグループに定着していきます。
しかし、思いがけないところから、その関係にひびが入ってしまうのです…!!
学校に行けない私たち 1話ネタバレ
~学校にいけない私たち 1話 ネタバレ~
高校の入学式初日。
緊張しているマリカは、「ねぇねぇ」と女子生徒から声をかけられます。
「同クラ(同じクラス)だよね?」
「一緒に教室いかない?」
話しかけてきたのは、ギャルグループの1人でした。
マリカはほっとしながら、彼女の仲間に加わる事になります。
しかし、根が真面目なマリカは、性格の違いを感じざるを得なかったのです。
そのため、「相手に合わせる」という、自分を押し殺した学生生活の幕開けでもありました…。
調理実習での出来事
それは調理実習の時に、起こりました。
ギャルたちは文句を垂れながら、一向に作業を進めようとしません。
また、同じグループの男子たちもチャラ男たちで、全くやる気を見せないのです。
これがマリカたちのいつものメンバー、いつメンでした。
マリカは困りながらも笑っていましたが、真面目に調理を進めようとします。
そこで、1人1人に作業を与え、グループを仕切ろうとしたのです。
仲間のギャルたちはそれを見て茶化します。
「ぷっ、マリカが仕切りだした~」
「ほんと、マリカってまっじめ~」
そんなやり取りがありながらも、何とか料理は完成。
ギャルたちは「マリカいてくれて助かった~」とお礼を言います。
マリカもまんざらではなさそうで、照れてしまいました。
ここまでは良かったのですが…。
入り始める亀裂…
ところが、次の瞬間。
ギャルたちの前で、チャラ男の「達也(タツヤ)」までもが彼女をほめたのです。
「ホントうめ~!マリカすげぇな」
「てか、髪型、体育の時と違うのな」
「そっちも似合うじゃん」
マリカは照れて「あ、ありがとう」とお礼を言います。
しかし、そんなやり取りを見て、他のギャルたちが見過ごすわけにはいきませんでした。
中でも、ギャルの「優里奈(ユリナ)」はタツヤの事が好きだったのです。
なので、ユリナはイラっとして言います。
「マリカばっか、好感度上がってズル~い」
言い方こそやんわりですが、一瞬、目つきは殺気を帯びていました。
しかも、ほとんどマリカの作った料理を「ダイエットしてるからもういらない」と残すのです。
それを見たマリカも、敏感に反応します。
「(ヤバっ…、今のは軽くあしらうとこだった…)」
慌てて、取り繕うために、マリカは言います。
「別に、コイツらの好感度上がっても、嬉しくないって」
そう言いながら、マリカはお皿を片付けていきます。
その最中、面倒くさい人間関係についてあれこれと考え始めるのです…。
友達の恋の応援!
ギャルグループでは、「ユリナの恋の応援をする」という約束がありました。
しかも、ユリナは嫉妬深く、面倒くさい女なのです。
なので、先ほどの一件で、完全に機嫌を悪くしてしまいました。
そこでマリカは「ここはご機嫌取りしかなきゃ!」と関係の修復に取り掛かります。
「今日カラオケ行かない?」
「最近行ってなかったじゃん」
そういって、ギャルたちを誘います。
すると、ギャルたちも乗り気になってくれました。
さらには、チャラ男グループ(もちろんタツヤも)含めた、「いつメン」で行くことになりました。
それからマリカはセッティングをしていきます。
自分は注文係を率先し、タツヤとユリナを隣に座らせていくのです。
これでユリナも機嫌を直してくれたようで、マリカも一安心です。
そんな風に、このまま無事に終わればよかったのですが…。
色恋と友人関係
やがて時間も6時半を過ぎた頃です。
マリカは「ごめん、門限があるから」と言って、先に帰ろうとします。
またギャルたちは「ほんと真面目ー」と茶化されますが、その辺の理解はあるようでした。
マリカはカラオケ店からでると、「ふぅ…」と溜息をつきます。
「ひとまず、ユリナの機嫌取り成功~っと…」
「ホントめんど…」
「早く告ればいいのに…」
そう思っていると、突然後ろから「マリカっ!」と自分を呼ぶ声がしました。
後ろを振り返ると、何とそこに立っていたのはタツヤでした。
タツヤはへへっと笑いながら言います。
「1人じゃ危ないだろ、送るよ」
マリカは色んな意味で驚きながら言います。
「え!?」
「ちゃんと”送ってくる”って言ってきたの!?」
と聞きますが、どうやら「トイレに行く」と嘘をついてきたそうです。
なので、マリカは安心します。
「よかった、ユリナにはバレていないんだ…」
でも、早くタツヤをカラオケ店に帰さないと、ヤバイです。
しかし、何とか追い払おうとするのですが、なんだかんだタツヤはついてきます。
「(も~空気読んでよ!!)」
マリカは内心で怒りますが、なんだかんだタツヤと駅前まで来てしまいました。
それからマリカはタツヤに別れを告げ、逃げるように駅の中へと入っていくのでした。
「とにかくユリナにバレなきゃ大丈夫…」
「だよね…」
しかし、そんなマリカの不安は、現実のものとなってしまうのです…!!
女の嫉妬がさく裂!
それから、タツヤはカラオケ店に戻ると、「トイレ長すぎっしょ」と笑われます。
ところが、ユリナはこう聞いてきました。
「ねぇ、もしかしてマリカの事送ってた…?」
その質問にタツヤは答えます。
「あ、バレた?」
「青春してきちゃった!」
この言葉に、ユリナは怒りを激しく燃やしていきます。
こうして、マリカの知らないところで、とんでもないことになってしまったのでした…!!
学校に行けない私たち 1話の感想
~学校に行けない私たち の感想~
学校って、閉鎖的な空間だから、一度人間関係でこじれると最悪ですよね。
社会人なら、愚痴をこぼしたり、なるべく関わらないようにすることや、上司と相談すると、割と配慮とかしてくれます。
しかし学校だと、こじれてから、同じメンバーで1年以上も一緒にいなければなりません。
なので、こういった「クラス」とか「教室」というシステムがいじめの要因になるのは明らかでなのではないでしょうか。
小学校でプログラミングやら英語やらを必修も大事ですけど、学校そのものの態勢から見直すべきだと思います。
だから、逃げ道もなくて、頼れる人もいないという中で、人間関係で心が疲れる子が出るんですよ…。