統合失調症日記 最終話 ネタバレ【木村さんの恋愛の結末は…!?】

統合失調症日記

木村きこり先生の描く漫画「統合失調症日記」。

今回は最終話である8話のネタバレを書いていきます!

 

1話のネタバレはコチラ

 

統合失調症日記 8話のあらすじ

~統合失調症日記 8話 あらすじ~

 

美大合格を目指し、日々勉強していた木村きこりさん。

 

高校3年生のある日、幻覚、幻聴が現れ、彼女を苦しめます。

 

そんな彼女の病名は「統合失調症」。

 

統合失調症である彼女のことを理解してくれる人は、多くはありませんでした。

 

しかしそんな中でも、彼女の症状を理解し、支援してくれる人たちもいました。

 

それは、

大学の保健室の先生、

臨床心理士、

ソーシャルワーカーの3人の方です。

 

彼女たちは特別何かするのではなく、

木村さんの話を聞き、相談を受け、

具体的な解決策や提案をしてくれるのでした。

 

木村さんの大学生活は、ぞんな支援者のおかげで成り立っていたと言っても過言ではありません。

 

なので、「大学を卒業したら、どうなってしまうのか」木村さんは不安でしょうがありませんでした…。

 

統合失調症日記 8話のネタバレ

最終話は木村さんの甘酸っぱい恋愛話です。

 

しかし、これまた楽しい恋愛とはいきません。

 

やはり、恋愛一つにしても、木村さんは苦労しているようでした…!

 

恋の始まり方と恋の途中経過

木村さんは、同大学に、好きな人がいました。

 

彼は映像科の人で、セミロングでアンニュイな感じです。

 

きっかけは、ディスカッション形式の授業で、たまたま一緒になった時です。

 

彼は、友人にこんなことを言われていました。

 

「おい、おまえ半袖で寒くない?」

 

すると、彼は言いました。

 

「べつに平気っスよ」

 

そんな何気ないやり取りを見ていた木村さんは「カッ、カワイイ!!」と思ったのです。

 

彼のクスっと笑った顔に、木村さんは一目ぼれしたのでした。

 

それから、学食や授業中に、彼のことをじっと見てしまうようになります。

 

また、彼のインスタグラムも欠かさずチェック!

 

さらに、廊下などで見かけたときは

 

「グヘヘまた会っちゃった」

 

と、笑みをこぼすなど、完全にストーカー状態に陥ってしまいます。

 

好きな彼の悪い噂

しかし、そんな彼には悪い噂がありました。

 

というのも、彼は、女性をとっかえひっかえしている、いわゆる「悪い男」なのです。

 

実際に、木村さんが彼を見かけると、いつも違う女の子と一緒にいることが多かったようです。

 

そんなある日、木村さんは友達に、彼について話をしました。

 

すると友達は、こんなことを言いました。

 

「あの男はダメだよ!!」

「チョー、女ぐせ悪いんだって!!!

「彼女いるのに、平気でほかの女と寝るし」

「セ○レもいっぱいいるんだって!!」

「きこりちゃん、ウブだから遊ばれちゃうよ!!」

 

それを聞いて、木村さんはショックを隠し切れませんでした。

 

しかし、それでも木村さんの恋心はおさまりません。

 

「でもなー。好きなんだもの」

 

それから、視線の先にいる彼を見て、こう言いました。

 

「今日はあの子と寝るのかな…。」

 

彼は、いつものように女の子とイチャイチャしていたのです。

その会話を聞いていると、こんなやり取りをしていました。

 

「どっか遊びいこーか。」

「えー、いいけどっ」

 

木村さんはそんな2人を見て、急にいたたまれなくなりました。

 

そして、「だめだ、見てられない。トイレ行こう…」と席を立ってしまうのでした…。

 

恋の前に現れる幻聴

木村さんは、トイレの鏡に映る自分を見つめます。

 

「はあ~、絵に描いたようなブスだー。」

「私がもうちょっとカワイかったら」

「声かけられたのかな…

 

すると、久しぶりに幻聴が聞こえてきました。

 

2話で登場した、野太い男性、甲高い声の女性、小さい子供の3人の声です。

 

それから幻聴はいきなり、畳みかけるように言います。

 

「(そんなわけねーだろ馬鹿!!)」

「(おまえの問題は顔だけじゃねぇ!)」

「(その性格だ!)」

「(どーして今まで一度も話かけないのー?)」

 

それに対し、木村さんは言います。

 

「だってそんなチャンスないし・・・」

 

すると幻聴は、さらに言います。

 

「(それがダメなんだよ!!」

「(ただ見てるだけじゃ気持ち悪いだけじゃねーか!)」

「(そうそう、きもさに磨きがかかってる感じ!)」

「(キャハハハッ)」

 

そして最後には「(このいくじなし!!)」と3人そろって叫んできました。

 

ところが、次の瞬間。

 

ブッチン!!

 

「うるせぇーーー!!!」

 

木村さんはブチギレました。

そして、『スーパー幻聴モード(幻聴をこじらせた状態)』に入ってしまいます。

 

そんな彼女に、幻聴は言います。

 

「(おっキレたキレた!」

「そのぐらいのガッツがあればねー!)」

 

その声に、木村さんは答えます。

 

「だってしょうがないじゃない!!」

「あんな人好きになったって」

「こんな恋ダメだってわかってるけど!」

「でも好きなんだもん!!!」

 

木村さんも、怒ったところで、どうしようもないことは分かっているのです。

 

しかし、言われようのない怒りを、トイレでぶちまけてしまうのです…!

 

頼れるソーシャルワーカー

木村さんは、怒りに任せて、トイレで大暴れします。

 

そして、トイレの消臭剤や、トイレットペーパーを散らかしていくのです。

 

そんな時に、ソーシャルワーカーが現れ、びっくりして言います。

 

「木村さん!?なにしてんの!?」

 

それから、ソーシャルワーカになだめられて、木村さんは事情を話し始めました。

 

それから、ソーシャルワーカーは話をまとめて言います。

 

「要するに、恋をわずらっていたら」

「幻聴に暴言を吐かれて暴れたと…。」

 

木村さんは、反省しながら言います。

 

「そうです。お恥ずかしい。」

 

それに加え、押さえられない恋心についても相談します。

 

「もう分からないんです。」

「ずっと彼のこと考えちゃうし」

「楽しいときもあれば苦しいこともあって。」

「こんなの初めてなんです…」

 

そんな悩める乙女に、ソーシャルワーカーさんは言います。

 

「もう結果出しちゃえば?」

「だって今のままだと苦しいんでしょ?」

「幻聴の味方するわけじゃないけど」

「つらくて暴れちゃうなら、今回のことがサインだと思って、告白してみたらどうかな?」

「木村さんならきっとできるよ。」

 

それに対して、木村さんは、「そうですね…」と答えるのでした…!!

 

木村さんの恋の結末は…!?

その後、木村さんは、彼に気持ちを伝えることにしました。

 

直接的な告白はできなかったので、ラブレターを書いて送ることにしたのです。

 

ところが、残念ながら、彼からの返事はありませんでした。

 

しかし、木村さんの気持ちに整理がつき、失恋を受け止めたようでした。

 

「恋ってつらいことも多かったけど、楽しかったな。」

「あの人元気にしてるかな??」

 

彼のことを絵に描き、笑顔でいい思い出だったなと感じるのでした。

 

~統合失調症日記 完結~

統合失調症日記 8話の感想

恋愛をあまりしたことがない人ほど、悪い人を好きになる、というのは結構聞きますよね。

 

木村さんも例外ではなかったようです。

 

しかし、木村さんは遊ばれることもなく、自ら吹っ切ることができたようで、少し安心です。

 

幻聴に踊らされているところを救ってくれたのは、やはりソーシャルワーカーでした。

 

一人では解決できない事なら、思い切って人を頼るのも大事ですよね。

 

それに、病気を持っていなくても、恋愛というのはつらいものですし!

 

そして最後は、ただ一つの恋愛にしても、苦悩が絶えることのない木村さんで幕を閉じるのでした…!

 

 

 

 

 

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