「箱岬誉(はこさきほまれ)」先生の描く漫画「私の顔にさようなら」。
今回は第5話をご紹介していきます!
私の顔にさようなら⇒1話ネタバレはコチラ!
私の顔にさようなら 5話のあらすじ
中学校時代に麻矢をグループでイジめ、その主犯格だった美冬。
麻矢の容姿だけでなく、その恨みは何か別の所にもあるような雰囲気です。
美奈樹を殺して整形、入れ替わりを果たした美冬は翔たち家族に取り入っていきます。
麻矢の体調不良の為、赤ちゃんの美羽ちゃんの子育てを支援すると自ら言い出した美冬。
翔と麻矢からどんどん信頼されていきますが、ちょっとした事から美羽ちゃんの乗った
ベビーカーが坂道を走り下りて行ってしまいます。
しかし、それを助けようとした美冬は、美羽ちゃんを庇ってトラックにひかれてしまうのでした。
私の顔にさようなら 5話 ネタバレ
~私の顔にさようなら 5話ネタバレ~
シーンは美冬の中学校時代、麻矢をイジメていた5人グループの中心だった美冬は皆から一緒に帰らないの?と聞かれます。
「図書館で受験勉強をする」をいう美冬に、「勉強?美冬が?」と全員が疑問を抱きます。
実際には図書館には行っておらず、想い人だった翔の帰り道を狙っていた美冬。
目指す高校が違う為中学で離れ離れになってしまうので、告白したいと考えているようでした。
翔に声をかけようとする美冬でしたが、翔は「待たせてごめんね」と誰かに駆け寄ります。
「ううん。今来たところ」と言って現れたのは、麻矢でした。
「受験生の僕らは帰り道しかこうして一緒に過ごせないからね」と手をつなぐ二人。
そのまま二人がキスをするところを見て取り乱し始める美冬。
美冬のトラウマ
「ウソでしょ!?」「あのブスの麻矢と翔が・・・!?」
「ウソ…嫌…嫌よ…」「やめてぇぇえ!」と二人の元へ走っていく美冬。
そこへ通行中のトラックが通り、叫びながら目を覚ますとそこは病院でした。
美羽ちゃんを助けた際にひかれた事故により、中学時代のトラウマである事故が悪夢として出たようです。
「美奈樹大丈夫か!?」と心配そうに声をかける美奈樹の旦那と、それを見つめる翔と麻矢。
「私の顔…!私の…私の顔がー‼」「嫌!誰も私の顔を見ないで!」と取り乱し続ける美冬。
「美奈樹!美奈樹しっかり!」と美奈樹の旦那に声をかけられた美冬は、次第に落ち着きを取り戻します。
「こ…ここは…?」とまだ少し動転している美冬に、「病院だ。車と接触して脚を骨折したんだよ」と美奈樹の旦那に説明を受けます。
泣きながら美冬に謝罪する麻矢と、謝罪と美羽ちゃんを助けた事へのお礼を言う翔。
何かに絶望したような表情で「…は、はは。私何やってんだろう…」とつぶやく美冬。
そして「みんな帰って!ここから出ていって!」と叫んで、皆を病室から追い出します。
そしてそのまま過去のシーンへと戻っていきます。
事故後の美冬
麻矢と翔が付き合っている事に動転し、ダンプにはねられてしまった美冬。
美冬のお見舞いに仲良しグループの四人が来ますが、病室の前にいた姉に会える状態じゃないと面会拒絶されてしまいます。
「3週間経っても面会謝絶って事?」「そんなにひどいのかな?」「どうなんだろう」と、事故後の経過を心配する四人。
すると美加が「ね。覗いてみない?」と興味本位でこっそり面会する事を提案し、皆で病室に入ります。
真っ先に飛び込んできた顔を包帯で巻かれた美冬を見て、気まずそうにする四人。
面会に来た事を伝え、ダンプにはねられ心配している事を伝えます。
美冬は鎮痛剤のせいか頭がボーっとし、顔が疼いてイライラすると言います。
誰も私の顔の具合を教えてくれないという美冬は、皆に包帯を取って欲しいとお願いします。
「え…⁉や…やめた方がいいんじゃない?」と引き留める舞美と美奈樹。
「いいから!私の言う事が聞けないの?」と怒鳴る美冬に、苛立つ反応を見せる二人。
「じゃ、私が外すよ」と那美子が包帯を外すと、恐ろしいものを見たように四人は叫び声をあげます。
「何…?私の顔…どうかなってるの?」と聞く美冬に、どうかどころじゃないと伝える四人。
四人は「麻矢よりヤバくね?」「なしでしょあの顔」「バケモノじゃん」とヒソヒソ話をします。
それに苛立った美冬は「コソコソ話してないで早く教えなさいよ!じゃないと許さないわよ!」と怒ります。
しかし四人は包帯を取るまでの態度とは一変、美冬を見下すような態度を取り始めます。
「ちょっと…許さないだって、さすが女王、あの顔で」「ウケるんですけど~」「立場わかってない」
「何調子のってんの?」と美冬を嘲笑いながら話す四人。
舞美が「ね、携帯で撮って教えてあげたら~?」と提案し、那美子が写真を撮って携帯を美冬に渡します。
そこには、腫れあがってボコボコになった酷い自身の姿が写っており、叫んで取り乱す美冬。
「何やってるの⁉あなた達‼」と美冬の姉、美夏が病室に入ってきます。
取り乱す美冬に美夏は「大丈夫!きっとママがなんとかしてくれる…」
「ママが元の綺麗な顔にしてくれるよ!」と泣きながら美冬を抱きしめて励まします。
しかし美夏の励ましも虚しく、取られた顔写真は学校中にメールでバラされてしまい、美冬は顔も友達も失ったのでした。
私の世界は壊れてしまった。病室で天井を見つめがら、事故の時の事を思い出す美冬。
母の思い
美冬の家では母と美夏、美冬が下を向いて落ち込んでいます。
「ああ…なんて事…どんな治療も無駄に終わるなんて…」と嘆く母、どうやら手術は成功しなかったようです。
「なんでこんな事になったの⁉どうして車道に飛び出したりしたのよ⁉」と美冬を強く責める母。
「美容業界で名が通っている私の娘がこんな酷い顔だなんて…!」と責め続ける母を、姉の美夏が止めに入ります。
しかしそんな美夏にも母は「これが世間に知られたらマスコミの餌食になってしまうのよ!」
「あなただってこの子のせいでこの先のモデル業がどうなるかわからないわよ」と不安を駆り立てるセリフを吐きます。
「世間は成功者に対しわずかな汚点でもおもしろおかしく突いてくるものなのよ!」と怒りを露わにする母。
そして最後は泣き崩れながら「どんな思いで…ここまで来たと思ってるのよ…」と行き場のない思いを口にします。
その時最悪なタイミングで、引っ張っていた美冬の腕にタトゥーが入っている事に気づく母。
「ま…まさか…みずから傷を…?」「お…おまえは…」「おまえは私の恥だ‼」
昔から傷をつけるな、汚点を付けるなと教わってきた美冬は、この最悪なタイミングで母に見切られてしまいます。
その一言で美冬は、荷物をまとめ止める美夏の手を振りほどきながら、雨の中家を飛び出していきました。
顔を失い世間から嘲笑され、最愛の母からは罵られ、絶望と孤独の中を生きていく力を無くした美冬。
持ってきたカッターナイフを手首に当て、勢いよく引くのでした。
私の顔にさようなら 5話の感想
ようやく美冬の過去が明確になってきました。翔への思いと麻矢への妬み、そして仲良し4人への恨み。
色々な感情が渦巻きながらも、美冬はその復讐の計画を淡々と進めている感じがわかります。
第4話で翔に「事故の写真送られてこなかった?」と確認したのは、今回バラまかれた写メの話の事でしたね。
少しずつ過去の内容が明らかになってきましたが、最終的な美冬の目的や整形に協力している人間もまだわかりません。
恐らく3話で美奈樹殺害後、部屋に入ってきたスーツ姿の男。ドクターと呼ばれていた為、この人が整形をした人の可能性が高いですが…
次回はどんな事が起こり、どんな過去が明かされるのか楽しみです!
まとめ
今回は「私の顔にさようなら」の5話をご紹介しました。
次回は6話をご紹介します!
私の顔にさようなら⇒6話ネタバレ