「箱岬誉（はこさきほまれ）」先生の描く漫画「私の顔にさようなら」。
今回は第8話をご紹介していきます！
私の顔にさようなら⇒1話ネタバレはコチラ！
私の顔にさようなら 8話のあらすじ
桐生に整形の施術をしてもらう為、美冬は仮面を付けながらエクリプスというＳＭクラブで働いていました。
たまたま美冬に入れ込んでいるお客が、中学時代の友達だった美奈樹の旦那だという事を知って気を失ってしまう美冬。
それだけ美冬の心には、中学時代のトラウマが深く根付いていました。
それを見た桐生は美冬が稼いだお金も十分な額に達していると判断し、施術の予定を言い渡します。
しかしその頃、東京に出てきてキャバクラ嬢をしていた舞美とＯＬをしていた那美子に美冬の噂が耳に入ってしまいます。
事実を確かめるべく店の近くで待ち伏せをしていた二人に、とうとう美冬は身元がバレてしまいます。
昔撮影した事故後の顔写真を元に、多額の金額を脅し取ろうとする舞美と那美子。
再び失意のどん底に落とされた美冬は、路上で顔を隠しながら涙を流すのでした。
私の顔にさようなら 8話 ネタバレ
～私の顔にさようなら 8話ネタバレ～
桐生は前回トラウマが蘇って気絶した美冬に対し、「顔が戻ればきっと捕らわれている苦しみから解放され、新しい人生を歩む事が出来るでしょう。」
と言われていました。しかし美冬はその言葉を否定します。
「違う…自分の顔を取り戻したとしても私の人生にアイツらがいる限り変わらない」
「私の心の中にアイツらが存在している限り、私は救われない‼」
美冬は桐生が最後に言っていた「我々は場面場面でそれに相応しい仮面を装着して生きているものです。」という言葉を思い出します。
そして決意と憎悪に満ちた表情で、舞美が投げ捨てていった連絡先の紙を握りつぶすのでした。
美冬の決断
舞美の元に美冬から連絡が入ります、内容は「取り敢えず舞美の分のお金は用意したから、１人で私のアパートまで来て」というものでした。
これを見た舞美は「フフ、チョロいものね。もう少しごねるかと思ったけど」と笑みをこぼします。
「当分楽させてもらおっと」と言いながら、指定されたアパートに向かう舞美。
部屋にはサングラスとマスクと帽子を被った美冬が出てきます。
「家の中でも帽子かぶってるんだね～、お邪魔しま～す」と全く悪びれる様子もなく家の中に入っていきます。
稼いでいる割に質素な生活だと部屋を見渡していると、「はい、言われたお金よ」と美冬に声を掛けられ振り向く舞美。
その瞬間舞美の胸元に包丁が突き立てられ、包丁の中心辺りまで深々と刺さります。
何が起きたかわからないまま、血を噴き出して倒れこむ舞美。
そして即死した舞美に対し美冬は「さようなら舞美。私の進む道が見えたわ。」と言葉を残すのでした。
シーンは変わって桐生の元にやってきた美冬、桐生は変えて欲しいという顔を見て「そこでこの顔に？」と質問をします。
舞美は「はい。私は復讐の為に自分の顔を捨てます。」と言い切りました。
桐生は一瞬真剣な眼差しで美冬を見つめた後、「承知しました。あなたが決めた道です。あなたの意のままに。」と応えました。
その後桐生は舞美の死体の始末を知り合いにキッチリ処理させると言い出し、美冬はなぜそこまでやってくれるのか疑問に思います。
桐生は施術するのが目的ではなく、患者に新しい人生を用意する事だと言います。
その為のアフターフォローも料金に含まれると言った桐生は、受け取った写真の整形手術と舞美の死体の処理を請け負うのでした。
美冬の施術と舞美の死から３か月が経ち、季節は冬。那美子は喫茶店で舞美と待ち合わせをしていました。
しかし舞美は３か月前美冬に殺害されており、十中八九この人物は美冬だという事がわかります。
美冬は復讐の為、あえて殺害した舞美の顔に整形し、中学時代の仲間に復讐をしていくのでしょうか。
「もーちょっと舞美。３か月もアメリカに短期留学に行ってたってどういう事よ～」と愚痴を言う那美子。
話によると突然「アメリカに短期留学に来てまーす。お土産持って帰るねー！」というメールが来て、返事がなくなったとの事。
恐らく舞美の殺害後、美冬が偽装工作として那美子に送ったメールのようです。
美冬にお金をたかっている件についても進捗が無いと怒る那美子ですが、お土産を渡してなだめる美冬。
そして「ちなみにそのお土産、私からというより美冬からと言った方が正しいかな」と続けます。
「え？どういう…」「あ。まさか美冬からふんだくったの？」と食いつく那美子。
「あの後もう一度突いたら簡単にお金出したから、ちょうど行きたかった留学の申し込み締め切り迫ってたのもあって、ついチャチャッと」という美冬。
自分ばかりズルいと怒る那美子は、次の取り分を多めにと要求をします。
そして美冬に対して中学時代の恨みつらみを晴らさなきゃとも言います。
成りすましと過去の感情
その発言でつい素が出てしまった美冬は冷たい表情で「…そんなものあったんだ」と那美子に聞き返します。
「え？ちょっと何言ってんの？舞美。いつも盛り上がるくせに～アメリカンジョークとか言わないでよ」と再び怒った表情の那美子が言います。
中学時代、好きになる男子をみんな取られたという那美子。
それを美冬に問い詰めると、変な言いがかりはやめろと言われてしまいます。
さらにアッチが勝手に私に惚れる、那美子より私の方が魅力があるからよ！と冷たく言い放つ美冬。
「この私が那美子が好きになるような男を相手にするわけないでしょ？バカにしないでくれる？」と続けざまに那美子を責めます。
それを思い出し腹を立てる那美子に、美冬は紅茶を飲みながら「ふーん」と素っ気ない返しをします。
いつもなら一緒に文句を言うのに…と疑問を抱く那美子は、メイクが違う事も指摘をし始めます。
いつもの美冬らしくないと言う那美子に対し、「いつまでも変化しない方がおかしくない？だから那美子はいつまでたってもダイエットが出来ないのよ」という美冬。
「ちょ…ヒドーイ！なんなの？舞美！」と激高する那美子ですが、那美子の為を思っての事だと言う美冬。
そして話を切り替え中学校の同窓会案内のハガキが来ていて、那美子は参加するか聞こうとする美冬。
すると参加するという那美子は、久しぶりに美奈樹と美加に会えるのを楽しみにしていると言います。
そして二人にも美冬の話をして、特に家を買って苦労している美加は喜ぶよと言う那美子に「…そうね」と冷たく返事をする美冬。
学生の頃美冬にはさんざん嫌な思いしたからその慰謝料だという那美子は、「ブス麻矢も来るかな？」とつぶやきます。
その刹那、美冬の脳裏に翔と手をつなぐ麻矢が浮かび上がり、手に持ったティーカップがカチャカチャと揺れて動揺してしまう美冬。
那美子にも心配され美冬は返事をしますが、目は見開き曇った表情をしています。
二人目の犠牲者
喫茶店を出た後美冬は、那美子にこの後の予定を聞きますが彼氏とデートだという那美子。
給料日前だから大したデートは出来ないとこぼす那美子でしたが、そこにドタキャンの連絡が入ります。
メッセージを見ながら「…また」と零す那美子に、美冬は「どうしたの？」と事情を聞きます。
すると彼氏からドタキャンされ、絶対浮気されていると腹を立てている那美子。
そして那美子は、予定がないなら美冬からたかる方法を二人で考えないかと部屋に誘ってきます。
「いいよ」と美冬が答えると、「美冬から貰ったお金でカズ君の気持ちを繋いでおかなくっちゃ！」と張り切る那美子。
しかし次のシーンでは風呂場で首と口から血を流して倒れている那美子の姿が。美冬に殺害されたと思われます。
左手には自殺のように握らされた血まみれのナイフと、転がっているスマホには「カズ君今までありがとう。さようなら」と遺書のようなメッセージが残っていました。
シーンは再び変わり空港内、キャリーバックを引きながら同窓会のハガキを見つめて怪しく微笑む美冬が歩いていくのでした。
私の顔にさようなら 8話の感想
どこまでも付きまとう中学時代の仲間とトラウマに、復讐しないと人生が始まらないと決断をした美冬。
綺麗な自分の顔に戻るのではなく、中学時代の仲間を殺害して顔を変えていくという狂気が凄いです。
舞美に成り代わった美冬は那美子も自殺に見せかけて殺し、次々と復讐を果たしていきます。
これで１話からの話が繋がってきました。初めは舞美を殺して舞美の顔に整形、その後那美子を殺害。
舞美の姿で同窓会へ参加し、美加を崖から落として殺害。その後美奈樹を殺害し、そこで舞美の顔から美奈樹の顔へ整形しなおします。
そして翔と麻矢へ近づいたという流れですね、という事は残っているのは麻矢だけとなります。
話も佳境に入ってきた気がします、全く結末のわからない二転三転するストーリーで、次回も非常に楽しみです。
まとめ
今回は「私の顔にさようなら」の8話をご紹介しました。
次回は9話をご紹介します！
私の顔にさようなら⇒9話ネタバレ
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