SNSに溺れる女達 ネタバレと感想

SNSに溺れる女たち

「私の人生は楽勝!!」

「画像だけでも可愛くして良いじゃない!」

「私は特別だから、注目されるべき!」

そんな自己顕示欲丸出しの女たちが、SNSに依存しまくった結果、破滅への道へと進んでいきます。

それがこの漫画「SNSに溺れる女達」なのです!!

周りにも「こういう女子いそう!」という「あるある」共感も得ることが出来ると思います!

自業自得なので、読めばスッキリです!

漫画「SNSに溺れる女たち」とは?

この作品はオムニバス形式です。

1冊の漫画に、3つの作品が収録されています。

各タイトルは以下の通りです。

各話タイトル

1話「加工写真で恋はじめました」

2話「パクリ女の末路」

3話「今からあなたを晒します」

というラインナップになっています!

「SNSに溺れる女たち」ネタバレ

それでは、各話ごとにネタバレ感想をご紹介していきます!

SNSに溺れた女たちは、いったいどんな結末をたどるのでしょうか…!?

SNSに溺れる女達 1話 今からあなたを晒します

第1話は「今からあなたを晒します」。

ヒロインは、美人女子大生で、今を時めく読者モデル・小池七葉(ナナハ)です。

七葉は、自他ともに認める美人で、就活も順調!

なんと、キー局のアナウンサーとして内定も決まりました。

もちろん、SNS上でも大人気で、フォロワー数は15万人を誇ります!

さて、こんなにも、もてはやされまくっている彼女ですが、内面にはどす黒いものを持っていました…。

七葉の側には、いつも幼馴染の女子・真帆がいました。

真帆は優しい性格で、七葉の就活試験対策を手伝うなど、献身的な子でした。

しかし、真帆もアナウンサーを目指していたのですが、残念ながら落ちてしまったのです。

そんな真帆に対して七葉は、表面上では、慰めます。

しかし、七葉は、内心では、真逆の事を考えていたのです…!

七葉の本性をネタバレすると、最低女です。

「真帆は地味すぎて、女子アナなんて絶対無理」
「なんで気づかないかなぁ?」

と、口には出さないけれど、七葉は、優しい幼馴染に対して、こんな風に思っていたのです。

なのに、なぜ一緒にいるかというと「使いやすくて便利だから」だそうです。

それだけでなく、七葉は恋愛についても、とんでもない事をしていました。

実は、七葉は、真帆が好きな男性を次々と寝取っていたのです。

それは小学生から現在にいたるまで、すべて奪い続けていました。

もちろん、その事は真帆に内緒なので、表上では、真帆の恋を応援していたのです!

「真帆って本当純粋だよね!応援してる♡」

「(身の程を知っとけ):心の声」

さて、こんな最低な女には、きついオシオキが必要ですね。

ある時、真帆は全てを知ってしまい、七葉への復讐劇が始まります。

好きな人だけではなく、今まで裏切り続けてきたことへの怒りは、想像以上でした。

こうして七葉には、それ相応の結末が待ち受けていたのでした…!

SNSに溺れる女達 1話の感想

感想としては、1話からハードな展開でした。

とはいえ、恨みを買い、報復を受けるという、王道の流れなので1話にふさわしいでしょう。

幼馴染を裏切った代償は重く、それが全て自分に跳ね返っていきます。

やっぱり、友達は大事にするのが当たり前ですよね!

その友達から報復を受けた七葉ですが、もう這い上がる事は出来ないでしょう…。

正直…痛快でした!!

SNSに溺れる女達 2話 加工写真で恋はじめました

それでは第2話「加工写真で恋はじめました」を紹介していきます!

果たして、一体どんなラストを迎えるのでしょうか…!?

2話のヒロイン・瑞樹(ミズキ)は、顔に自信がないOLです。

しかし、性格は良い方で、後輩たちからも信頼されている、良き先輩なのです。

なので、とてもSNSにハマるようなタイプではないのですし、利用もしていませんでした。

ところが、ある事がきっかけで、なんと「加工写真」にハマってしまったのです!

瑞樹は最初は、「写真加工なんて、詐欺じゃん!」とかなり否定的でした。

なのに、なぜハマってしまったのでしょうか?

それは、後輩に進められた「出会えるSNS」に載せるためだったのです!

それからというもの、瑞樹は必ずと言っていいほど「写真加工」をするようになっていきます。

「リアルではブスかもしれないけれど、SNSなら美人でいられるし、チヤホヤされる!!」

それを知った瑞樹は、イケメンからの注目も浴びるようになり、感動すら覚えるようになっていきます。

すると、だんだんと、加工写真の自分が、まるで本当の自分のように錯覚してしまうのです。

もちろん、ただの勘違いでしかありません。

そして、勘違いの先には、とんでもないラストが待ち受けていたのでした…。

SNSに溺れる女達 2話の感想

というわけで、2話の感想です。

瑞樹が写真加工していくまでの流れがリアルで、心情もありありと描かれています。

今までモテなかった分、勘違いしてしまうのが、なんだか分かる気がしました。

なので、この瑞樹の行動には、共感する部分もありました。

また、最初は興味のない事でも、「楽しい!」と思えると、どんどん深みにハマってしまうものですよね。

ただし、何事もほどほどが良いので、瑞樹みたいにならないように、気を付けたいですね!

SNSに溺れる女達 3話 パクリ女の末路

では、いよいよラストの3話を紹介していきたいと思います!

これはさっきの2人よりも、違うヤバさを感じる内容となっています。

「私はそこいらのOLとは違うの」

そう自負するのが、今回のヒロイン、春香(ハルカ)です。

本当は、芸能人でもないし、ごく普通のOLなのですが…?

春香の正体は、「いいね!」が生きがいのSNS依存症女でした。

SNSでフォロワー数が12万人を超えていました。

今日もSNS映えする写真をアップすると、たちまち「いいね!」がたくさん届きます。

ここまでならいいのですが、その「いいね!」数が多いほど「自分は特別なの!」と思い込んでいくのでした。

より多くの「いいね!」をもらい、たくさんのフォロワーの期待に応えるため、春香は今日もオシャレな写真をアップします。

そこで目を付けたのが、日本限定のブランドバッグ!

これなら、確実にSNS映えするアイテムになります!

もちろん、カード払いですぐさま購入!

ところが…。

「なんで?カードが使えない…」

手持ちのカード全てが止まってしまったのです。

というのも、実は、今まで使っていたのは「親のお金」でした。

春香の両親は資産家で、会社を運営していたのです。

春香が、普通のOLが買えないようなブランド品を買えていたのは、これが理由だったのです。

利用停止になったのも、親が止めたからでした。

何故止まったかというと、「会社の経営が厳しくなってしまったから。」でした。

こうして、春香は、金銭的に追い込まれてしまう事になるのです。

贅沢を辞めればいいのですが、一度覚えた贅沢は、なかなかやめることが出来ません。

今の春香の周りには、数多くのブランド品で囲まれていました。

それに、一番の恐怖は、「このままだとフォロワー数が減ってしまう事」。

それを防ぐためには、何をしたらいいのか…。

そう考えた、春香は、一歩一歩、破滅への道を進んでいくことになるのです…。

SNSに溺れる女達 3話の感想

最後の3話は、一味違った怖さを感じるラスト、となっています。

春香は法律に触れるレベルの事をしてしまったからです。

たかがSNSのはずなのに、「SNSが最も大事」となってしまい、倫理観や思考能力が崩壊しています。

大事なのは、SNSでの評価より、リアルの生活があってこそです!

ブランド品やフォロワーなんていなくても、本来なんともないはずです。

だからこそ、そこにハマってしまい、破滅する姿が非常に滑稽で、可愛そうだけど面白いと思いました。

「SNSに溺れる女たち」の感想

「SNSに溺れる女たち」の全体の感想としては、結局、自業自得なので、楽しめる内容でした。

理不尽さはなく、筋が通っているので、度の話も読みやすく、分かりやすかったです。

じっくり読むような小難しい漫画ではなく、気軽に読めました。

また「SNSは危ない!」などというお説教臭い話でもありません。

しかし、読んだ後は「SNS」について、自然と考えてしまうのではないでしょうか?

SNSという、身近なテーマなだけに、リアリティも満載で、共感することもあると思うので、オススメの漫画です!

SNSに溺れる女達 作者情報

続いては、「SNSに溺れる女たち」を描いた2人の作者さんをご紹介していきます。

1人目は、「加工写真で恋はじめました」「パクリ女の末路」を描いた、青咲るそう先生。

2人目は「今からあなたを晒します」を描いた、ほの香先生です。

青咲るそう 先生

青咲るそう先生は、こんな漫画家さんです。

青咲るそう先生の代表作

映画「サニー/32」コミカライズ
LINEマンガ「僕はくまを捨てる。

「僕はくまを捨てる。」は、無料で読める、超ピュアな少女漫画です。

同じ作者さんとは思えないほどの作品で、心温まるファンタジー作品でした。

ほの香 先生

ほの香先生は、こんな漫画家さんでした!

最近はコンビで漫画を描かれることが多いそうです。

また「SNSに溺れる女たち」だけでなく、続編の「SNSに囚われた女たち」も執筆されているので、そちらにも大注目です!

オススメ漫画

朝霧〜高貴な閨の指南役〜