本尾みゆき先生の漫画「だってワタシ、120点だもの」の各話あらすじを紹介します!
若干ネタバレも含みます。
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だってワタシ、120点だもの 1話 あらすじ
美咲は大手の会社に勤めるイケメン夫と、かわいい娘に囲まれ幸せな日々を送る主婦です。
なんにでも点数をつけて評価するくせのある美咲は、自分の毎日が120点だと思っています。
美咲の何よりの楽しみは、自分よりも点数の低い友人たちに自分の幸せを見せびらかすこと。
そしてSNSでリア充な毎日を投稿することでした。
しかしその反面、美咲は自分が適わない相手を目の前にすると焦り、自信を無くしそうになる面もあります。
その自信を補ってくれるのは、愛する夫のハグよりもSNSのいいねでした。
そんなある日、幼少期から美咲がマウントを取り続けていた貧乏少女の瞳が美咲の家の近所に引っ越してきます。
あんなに貧乏だったのに、私と同じ地区に住めるようになったなんて、と瞳の登場に美咲は動揺します。
彼女との再会が、美咲の幸せだった生活を揺るがしていくことになるのですー
だってワタシ、120点だもの 2話 あらすじ
貧乏少女だった瞳とご近所さんになり、美咲は焦ります。
しかし、瞳の家がペンシルハウスと知り、再び優越感を取り戻します。
気分よくその日もSNSの投稿をしていた美咲ですが、最近代り映えのない投稿になっていたことに気付き悩みます。
そこで娘の紬に新しい習い事をさせ、それをSNSのネタにしようと考えました。
しかし紬の習い事の上達は遅く、美咲の思ったようなネタになりません。
美咲の落胆を感じ取った紬は、パパに「私はパパにもママにも似ていないね」と気持ちを打ち明けるのでした。そしてそれを聞いていた美咲はなぜか動揺してしまうのです。
それは夫にも言えないある秘密のせいでした。
暗い気持ちになる美咲でしたが、幼なじみの瞳のSNSの投稿を見て一気に心が晴れます。
そこにはロールピアノを楽しそうに弾く瞳と娘の姿がありました。
本物のピアノも買えないのかと、瞳をバカにした美咲は更にあることを思いつくのです。
だってワタシ、120点だもの 3話 あらすじ
美咲は幼なじみの瞳とその娘を自宅に招き、自分の生活レベルと瞳の家庭の生活レベルの違いを見せ付け優越感にひたるつもりでした。
けれど結果は、瞳の手作りクッキーのクオリティの高さを見せ付けられ、作り方を教えてあげようか?などと逆に下に見られていると感じます。
最近英語を習い始めた美咲の娘(紬)が、やっと1つ単語を言えたのに、瞳の娘は赤ちゃんの時から英語をやっているのです。
生意気な瞳の娘は、紬に英語を教えてあげようかとにやにや笑います。
紬よりも出来のよさそうな、瞳の娘が今度は紬と同じスイミングスクールに通うと言い出し
ます。
ここでも瞳の娘の方が出来がよく、せっかく紬が初めて水に顔をつけられたというのに美咲はうまく娘を褒めてあげることができませんでした。
そんな中、幼稚園のお遊戯会で紬が主役をやることになります。
今度こそ瞳にマウントをとれると喜ぶ美咲ですが・・・。
だってワタシ、120点だもの 4話 あらすじ
幼稚園のお遊戯会の観覧中に、ふと美咲は自分の生い立ちを思い出します。
美咲の母親はコアなファンがつく小説家でした。
人間には何かひとつ得意なものがあるという信念の母親は、美咲に色々な習い事をさせました。
しかしどの習い事も美咲に才能がないと分かると、一方的に辞めさせてしまいます。
そんなある日の夜、母親が泣きながら父親に話している場面に遭遇します。
その時の母親が言った言葉は、美咲の心に深く突き刺さるのでした。
ふと我に返ると、お遊戯ではセリフを忘れた紬が瞳の娘に助けられているところでした。
瞳の娘の機転のおかげで舞台は無事成功します。
しかし紬がセリフを忘れたことが許せず、美咲は暗い顔になってしまいます。
そこに紬が「私は何点だった?」と問いかけるのですが・・・
だってワタシ、120点だもの 5話 あらすじ
瞳の夫の強い押しもあり、瞳と家族ぐるみで美咲は休日にお出かけすることになりました。
着いた先は牧場体験ができるテーマパークです。
美咲の娘(紬)がただ行きたい場所だけを言うのに対し、瞳の娘は計画性のある予定を立てることができるのです。
ただ勉強ができるだけでなく、本当に賢い瞳の娘に美咲は紬に対し、せめてヘマだけはしないでくれと心で祈るのでした。
褒めるという事は何かができたときにすることだ、と思っている美咲は、紬の褒めるところが見つからなくなります。
そんな美咲を横に、瞳は紬のちょっとしたことでもどんどん褒めてくれ、紬はとっても嬉しそうです。
美咲にはそれがわざわざ褒めるようなことだとは思えませんでしたが、次第に自分の感覚がおかしいのかもしれないと思い始めるのです。
だってワタシ、120点だもの 6話 あらすじ
話は美咲と瞳の出会いにさかのぼります。
瞳は美咲が小学生の時の転校生でした。
中条瞳さんだと、担任の先生が紹介するとクラスはざわつきます。
髪は短く、男物のきたない洋服に身を包んだ瞳は男の子ではないかと思われたのです。
休み時間になっても、瞳に話しかける友達はいません。
そして給食になると、瞳は周囲が引くほど給食にがっつき、周りの目も気にせずお代わりをしに行くのです。
見れば見るほど洋服も汚く、においも臭い瞳から目が離せない美咲。
その頃の美咲は、母親が自分に失望している発言を聞いてしまったことで、落ち込んでいました。
自分は中身のない人間じゃないか、習い事をしたって意味がないと。
そう思いながら習い事に行く道中、捨て犬を眺める瞳に出会います。
ペットの餌どころか自分のごはんもない、習い事ができてうらやましい、と言う瞳に美咲は人生ではじめての優越感を感じるのでした。
だってワタシ、120点だもの 7話 あらすじ
小学校時代、周囲に気づかれないように瞳にマウントを取り、施しを与えてあげることで美咲は自分の憂さを晴らしていました。
美咲の施しを受けた後は、瞳は必ず困ったような顔をしていたので、内心瞳も美咲の事を嫌っているのだと思っていたのです。
しかし再会してからの瞳の友好的な態度に、美咲は瞳が何を考えているのか分からなくなります。
そして瞳の娘(結愛)は美咲の娘と勘違いされるほど、美咲に似ているのです。
瞳一家が不気味に思え、関わりたくないと思う美咲でしたが、同じ生活圏なので関わらないわけにもいきません。
憂鬱な気分で幼稚園のお迎えに行くと、美咲のママ友グループと仲良く話す瞳の姿がありました。
すっかり打ち解けて会話の中心にいる瞳をよそに、美咲はグループの会話についていけません。
自分の人間関係が揺らいでいく不安を美咲は感じるのでした。
だってワタシ、120点だもの 8話 あらすじ
美咲の夫(恭平)のスマホに瞳の連絡先を見つけたとき、美咲は驚きのあまり立ち尽くします。
瞳が恭平にも何かをしようとしているではないかと美咲は気が気ではありません。
直接瞳に問いただそうと、美咲は瞳と会う約束を取り付けます。
瞳に会う当日、ワンピースに着替えてSNSに投稿した美咲は、いいねをもらっても前ほど喜べないことに気づきます。
前はもっと嬉しかったのにー、と昔に思いをはせる美咲。
瞳とは中学校に入ると、一緒にいることもなくなりました。
高校ではみんなにうらやましがられる物をもつことで、スクールカーストを乗り切っていた美咲。
しかし本当は母親に認められる才能があるなら、見かけなんてどうでもいいと美咲は思っていたのです。
待ち合わせ場所に来た瞳は、やけに女っぽい恰好をしていました。
美咲は宣戦布告かと身構えます。
そんな美咲の思いと裏腹に、美咲とお酒が飲めるなんて夢のようだという瞳に、いよいよ瞳が何を考えているか分からなくなる美咲なのでした。
だってワタシ、120点だもの 9話 あらすじ
瞳と一緒に飲んでいて、酔いつぶれてしまった美咲はいつのまにか瞳の家で眠っていました。
そこで瞳の娘(結愛)の習い事をメモしたノートを見つけます。
結愛の習い事は昔、美咲がしていた習い事とそっくりでした。
結愛のアルバムも見ると、成長するに従って結愛がなぜか美咲にだんだん似てくる事に気づきます。
まさか瞳がわざと私に似せているのでは?と考え、美咲はぞっとしてしまいます。
それから美咲は瞳と距離を取ろうとしますが、瞳は美咲の娘(紬)を勝手に自分の家へ連れ帰ってしまいます。
瞳の家に行き、こんなの誘拐だと紬を連れ帰ろうとする美咲でしたが、紬は帰りたがりません。
習い事がんばるから、瞳たちと一緒にクッキーを焼きたいと泣くのです。
仕方なく美咲も一緒にクッキー作りに参加をし、そこで瞳の本音を聞くことになるのでした。