【1型】~この赤ちゃん1型糖尿病です~ 1話【病気と偏見に苦しむ主人公】

この赤ちゃん糖尿病です

山田圭子先生の描く漫画「【1型】~この赤ちゃん1型糖尿病です~」。

今回はその内容をチェックしていきたいと思います!

 

【1型】~この赤ちゃん1型糖尿病です~ あらすじ

この漫画は、一型糖尿病患者である大隈愛が転校先の小学校で病気に関する偏見に乗り越えて周囲の理解を得ていく漫画です。

 

糖尿病には、1型と2型の二つの種類があります。

生活習慣や体質でなるものが2型で、体内のインスリン分泌の不足による血糖値の制御ができないものが1型です。

 

今作は、小学校を舞台に、糖尿病に対する誤った知識から、理解を得られず大隈愛は孤立していきます。

糖尿病に関することで様々なトラブルに巻き込まれながらも明るい性格の愛が奮闘していきます。

 

また、主人公のことを気に掛けるクラスメイト藤林誠のキャラクターも見所です。

藤林の存在も物語に大きくかかわってきます。

 

この漫画は、1型糖尿病というあまり認知されていない病気のリアルな実態を経験することができます。

【1型】~この赤ちゃん1型糖尿病です~ 1話 ネタバレ

主人公の大隈愛は、校門で新しい学校生活に期待をふくらませていました。

そこに、学級委員の藤林誠が現れます。

 

先生が手が離せないため、代わりに教室を案内してくれるそうです。

愛は、整った顔立ちの藤林を意識してしまいます。

 

その時、足をくじいた愛は藤林に倒れ掛かってしまい頬を赤らめました。

すると、藤林は「朝っぱらからきめぇ顔で頬染めてんじゃねーよ」ときつい発言で愛を突き放します。

 

教室に案内された愛は、クラスの前で自己紹介をします。

「赤ちゃんの頃から1型糖尿病という病気で1日に5回給食の前にも注射を打ちます」

 

愛は、1型糖尿病患者であるとクラスのみんなに打ち明けます。

クラスの反応はきょとんとした感じでよく理解していないようでした。

 

それを、藤林は神妙な面持ちで眺めていました。

クラスメイトに話しかけられ、愛は次第に打ち解けていきます。

 

すると、藤林の追っかけであるといわれるクラスメイトがつっかかってきました。

藤林は、頭がよく少年サッカーのキャプテンを努めていたこともあり人気があるようです。

しかし、中学受験に切り替えるためにサッカーはやめたようです。

 

インスリン注射で事件発生

転校日、病気のことをみんなに打ち明けた愛はクラスに打ち解けていきます。

愛は、給食の前にインスリン注射をするために保健室に来ていました。

 

指先に傷をつけ、流れた血を血糖測定器で計り、注射するインスリンの量を決めます。

愛は、生まれてから二万三千回以上の注射を打ち続けているといいます。

 

しかし、愛が自分で注射を打っていたその時、保健室に来た低学年生に見られてしまいます。

給食時に保健室で注射をしているところを低学年生に見られてから状況は変わっていきます。

 

それからというもの、クラスメイトの態度はよそよそしくなってしまいます。
ある日、注射を見たいと集まった子供がはしゃいでガラスにぶつかり怪我をしてしまいます。

 

愛は、怪我をした子供の面倒をみなければならず、注射ができませんでした。

その時、状況を知ったクラスメイトの藤林誠に助けられたことで、なんとか無事に愛は注射をすることができました。

 

紙芝居で理解を

愛は、もっと病気のことを知ってもらおうとクラスメイトを集め紙芝居をしようと計画します。

しかし、愛のことを快く思わないクラスメイトが興味のある子に参加しないように強要していました。

 

これにより、放課後誰も残ってくれず、愛は一人教室にたたずんでいました。

そこに、忘れ物を取りに来たと藤林誠が現れました。

 

冷たい言葉を投げかける藤林ですが愛は、半ば強引に紙芝居を見せます。

藤林は糖尿病の説明を始める愛を真剣に見ています。

 

大きな手ぶりをし愛の手が、布のモニターに当たりかぶってしまった愛を見て藤林は笑ってしまいます。

それを見て、愛は喜び見に来てくれてありがとうと感謝を伝えました。

 

冷たくあしらう藤林の真意は?!

愛の紙芝居を見た後、藤林は真面目な面持ちに戻ります。

「注射を打たなかったら2 3日でコロッと死ぬって聞いたけど」

「悪化したらしたら手足を切ったり失明もするって聞いた」

「1型のヤツは死ぬまで注射をを打ち続ける」

 

 藤林は1型について医者から聞いたことがあり、紙芝居のイメージと違うといいました。

また、「病気のことわかってもらえたら、助けてくれて当たり前だと思うな」と愛のことを冷たくあしらいます。

 

その後、場面は変わり血糖測定記録を見る医者が登場します。

医者は、薬をもらうためだけに血糖検査の記録のメールを毎月を送ってくる子がいると話します。

 

そして、最後のページにはパソコンを眺める藤林が現れました。

なんと、実は藤林も愛と同様に、1型糖尿病患者だったのです…!

【1型】~この赤ちゃん1型糖尿病です~ 1話の感想

藤林も一型糖尿病だったことは驚きました。

なにかと主人公のことを気にかけていたのにも納得がいきました。

 

保健室での騒動があった時もスムーズに注射ができていたのも伏線だったみたいです。

おそらく、サッカーをやめたことも病気が原因だろうと考えられます。

 

クラスメイトと距離のある愛は、これからどうなっていくのでしょうか。

また、一型糖尿病患者である藤林はこれから愛とどう絡んでいくのでしょうか。

二人の関係がどうなっていくのか次回が気になります!

 

というわけで、次回、2話に続きます!

【1型】~この赤ちゃん1型糖尿病です~2話 ネタバレ【サッカークラブと藤林の軋轢】

 

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