かたおかみさお先生の描く「ワタシ以外みんなバカ」。
自分至上主義の主人公、和代。
自己評価が非常に高く、周囲の人間を見下し、普段から優越感に浸っています。
さらに、周囲からの冷ややかな視線も気にせず、行動も徐々に過激になっていくのです。
しかし、そんな彼女の横暴ぶりにも、少しずつ陰りが見え始めていき…!?
第1話のネタバレはコチラ!
私以外みんなバカ 3話 あらすじ
自己評価高すぎ女、和代。
普段から上司に媚びを売っていたおかげで、人事評価は上々です。
しかし、実は人望は全くなく、同僚からは嫌われています。
そんな彼女が、なんと会社の新規プロジェクトのリーダーになってしまいました!
和代は自分の完全に実力だと思い込み、うぬぼれも最高潮に。
ところが、そんな和代はすぐにボロが出てしまい、プロジェクトのメンバーからの不信感を買っていきます。
もちろん、それに気づいていないのは和代だけ。
そうとも知らず、和代はリーダーとしての権限を濫用し、独裁体制を敷いていくのですが…!?
私以外みんなバカ 3話 ネタバレ
和代は、念願のプロジェクトリーダーとしての地位と権力を手に入れました。
しかし、残念ながら和代の実力は伴っておらず、無能っぷりを披露していくのです。
すると、メンバーたちからも「ヤバイ奴」認定されてしまいます。
けれど、上部からの決定なので、メンバーたちは従うしかありません。
そんな周囲の状況もお構いなしに、和代はメンバーたちを思う存分怒鳴りつけていきます。
もちろん、そんな無能っぷりがバレれば、リーダーなんてすぐに下ろされます。
しかし、和代は、メンバーの手柄を自分のモノにすることによって、無能の烙印から免れているのです。
そんな和代のやり方を見て、メンバーたちは呆れるほかありませんでした。
ダークホース現る!?
そんなダメダメっぷりのクズ和代ですが、本人は「出来る女」を自負していました。
ところが、そのメンバーの中で、1人、目に付く女性が現れました。
彼女の名は吉田。
吉田は的確なアイディアを出すので、「本当に仕事のできる人」です。
当然それは、和代にとって鼻につく存在でした。
しかも、吉田は既婚者なので、それもシャクなのです。
しかし、吉田は謙虚で人を立てる性格なので、和代のイジメのターゲットにはなりませんでした。
また、和代からすれば吉田は「顔は地味ブス」だし、「指輪もダサい」ので「ダサイ夫婦」と、あざ笑うのです。
そんな吉田の結婚相手は不明ですが、どうやら社内結婚という事が判明しました。
そこで、和代は「どうせ営業課のダサイ男とでも結婚したんだろ」と、内心でマウントを取るのです。
なんといっても和代には、セ○○でイケメンの「袴田」がいるので、なおさら勝ち誇るのです。
そんな上機嫌で、向かう所敵なしの和代の元に、後輩の綾瀬が何やら相談を持ち掛けてきてくるのですが…!?
綾瀬を地獄に叩き落す!!
綾瀬の相談は、「晴彦」の件でした。
以前、和代主催の合コンで、綾瀬と晴彦は一夜を共にしました。
その時、和代は綾瀬の処女を晴彦に奪わせ、やり逃げさせるという目的がありました。
そして、晴彦のスペックの高さを見せつけ、綾瀬に身の程を知ってもらうという算段だったのです。
ところが、和代の思惑通りに行かず、なんと2人とも両想いになったようなのです
しかし、罠に嵌められたなんて夢にも思わない綾瀬は、いつものように和代の事を慕っていました。
なので、綾瀬は、晴彦との今後について、和代に相談を持ち掛けてしまったのです。
もちろん、和代にとっては2人が幸せになるなんて、全く望んでいません。
そこで、和代は、最初は親切なふりをしながら、相談に乗ります。
しかし、そこから和代は綾瀬を叩き落しに行きます。
「晴彦は色んな女性とでもヤるようなチャラ男」という嘘を吐くのです。
そして、綾瀬もそのうちの1人であると、断言するのです。
晴彦に好意を持っていた綾瀬は、それを聞いて強いショックを受けてしまいました。
綾瀬は絶望し、男に騙されたという自分を恥じました。
もちろん、晴彦はそんな男ではなく、綾瀬と真面目に付き合おうとしていたのです。
でも、これで和代のもくろみは達成しました。
「ヤボ派遣女が晴彦と付き合うなんて、絶対許さない」
「壊れてしまえ!!」
と、鬼畜の所業を成し遂げてしまったのです…。
終わりの始まり…!?
そんな風にやりたい放題だった和代の元に、一本の電話が入ります。
それは、愛しの袴田からでした。
普段はメッセージ上でのやり取りだけなのですが、今回は「電話がかかってきた」という事で、和代もテンションが上がります。
しかも、袴田は「今からウチ来いよ」とだけ言い、ぷつっと電話を切るのです。
和代は「えーなになに~?どいう事?」「家に奥さんいないのかしら?」と、ワクワクと期待します。
そして、初めて袴田の住むマンションに出向く和代。
ところが、袴田が現れる気配は一向にありません。
メッセージや電話をしても、全然出てくれないのです。
そこで和代は、「これじゃあ、まるで私が会いたくて会いに来たみたいじゃない!」とイライラします。
和代は、常に上からでないと満足できないので、袴田に負けている事が許せないのです。
なので、和代はそうそうに帰ろうとします。
ところが、その時です。
1人の女性がマンションの入り口にやってきました。
なんと、それはプロジェクトメンバーの地味女、吉田だったのです。
和代は適当に挨拶をしますが、なぜあの吉田がこのマンションに住んでいるか気になりました。
嫌な予感がしたのです。
「まさか、あの地味女が、袴田っちの嫁とかなわけないよね…」
そこで、こっそり後をつけますが、和代の予想は当たってしまいました。
あれだけ見下していた女が、袴田と夫婦だったのです…!!
やさぐれる和代
和代は、何もいわずにマンションを後にしましたが、イライラが収まりませんでした。
その翌日もイライラし、社内でも一段と怒鳴り声が響いていました。
特に、綾瀬に対しても必要以上に強く当たり、尊厳を侵害していきます。
あまりの暴言に、綾瀬も涙を見せますが、「分からないところは吉田さんにお聞きします…」と、反省の意を見せます。
しかし、和代は言いました。
「吉田?あの子なら今朝切ったわよ」
その言葉に、社内の空気も凍り付きました。
あの仕事のできる吉田を、何の理由もなく切るなんて…。
それもこれも、ただの和代の嫉妬心に過ぎませんでした。
すると、そんなイライラの和代の元に、袴田からのメールが届きます。
「今から会議室に来てくれ」
そのメッセージに、和代は従うのですが…。
袴田がキレる!!
袴田は、申し訳なさそうにしていました。
というのも、昨晩、和代を電話で呼び出したのは、ただ酔っ払っていたからだそうなのです。
なので、袴田に記憶はなく、謝罪をしてきたのでした。
(吉田をメンバーから外した件は、まだ知らないようです。)
それに対し、和代は言いました。
「昨夜ね。吉田って女にあったわよ」
「あなたの嫁でしょ?」
その言葉に、ハッとする袴田。
それから和代は続けます。
「会社でみんなに内緒にしちゃって」
「自分の妻がアレだってバレるの恥ずかしいの?」
「私が結婚してあげてもいいのに」
そういって和代は、袴田に近づき、キスを求め始めるのです。
ところが、袴田は顔を近づけて、言いました。
「死んでも御免だよ」
「お前みたいなクソ女」
そう言い放った後、袴田は続けます。
「俺は金払うのがもったいないから、タダでやれるお前をかまってやっただけなんだよ」
「勘違いすんな、気色悪い」
「性格もドブみたいなお前が、サクラ(吉田)に近づくなよ!」
それから袴田は、ここぞとばかりに和代を罵ります。
和代をデブで、醜い容姿であることを、散々ぶちまけるのです。
さらに、以前、袴田の持ってきたプロジェクトの件についても触れました。
それは和代が任されるはずでしたが、袴田が断ったという事実を告げるのです。
というのも、袴田は和代の仕事っぷりを「クソ」と評し、「ぶち壊されたくないから」という理由だったのです。
こうして、数々の暴言や事実を知り、打ちのめされる和代。
「なんで…」
「なんで私が、こんな目に遭ってるの…?」
「私が…!!」
そういって、和代は1人、狂気の表情を浮かべます。
一方、さんざん和代に打ちのめされた綾瀬も、1人で何かを思いつめたようで…!?
私以外みんなバカ 3話 感想
最後の袴田の切れっぷりが最高でした。
まるでスカっとジャパ〇を見ているようでした。
とはいえ、袴田も結構アレな性格な感じがしますが、和代にとってはいいお灸でしょう。
しかし、果たしてそれが和代の暴走を止めるのか、はたまた火に油を注ぐ結果になるのかが怖いところです。
また、最後に描かれた綾瀬の心境も気になります。
今までたった1人の和代の味方だった綾瀬ですが、ようやく目が覚めたのでしょうか?
綾瀬はただ傷ついただけなのか、それとも和代に復讐を誓うのか…!?
というところで、次回、4話に続きます!